ついにJ1デビュー、三笘薫が示した野心…「今日がプロ人生の始まり」

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 2年前から加入内定、昨季は特別指定選手としてチームに帯同――。そしてもちろん、高校時代までは下部組織に所属。川崎フロンターレでの活躍が約束された男、三笘薫がついにJ1デビューを飾った。

 J1第1節サガン鳥栖戦の65分、同じく今季から加入した旗手怜央とともにピッチに送り込まれると、等々力陸上競技場は万雷の拍手。攻め込みながら得点が奪えない状況で、JリーグYBCルヴァンカップ初戦で2ゴールの長谷川竜也を下げての出場となったが、サポーターは三笘に得点を期待した。

 だからこそ、結果には全く満足できなかった。試合後、メディアの前に現れた三笘は開口一番「無得点に終わってしまったので、納得できていません」と切り出し、改善点について語り出した。

「ベンチで見ていてオープンな展開の試合だと思っていたので、入る際は起点になるプレー、サイドに張ってから仕掛けて切り込んでいくプレーを意識しました。ゴールに向かうプレーはできていましたが、シュートを打ち切る、えぐってクロスを上げるというところまで行くシーンが少なかった。そこは改善しなければいけません」

 昨季はルヴァン杯で1試合にのみ出場。この試合が三笘にとって真のプロ生活のスタートとなる。その心境を問われると、「特に特別な気持ちはなかった」と語りながらも、これからに向け次のように語った。

「今日が自分のプロ人生が始まりだと思います。Jリーグという舞台で活躍することで、自分が将来夢見ているような可能性が広がっていくと考えています。『もっともっとやらないと』という思いもありますが、まずはデビューできてほっとしています」

 取材中、「もっともっと」という言葉を何度も繰り返した三笘。「シュート練習はもっともっと必要かな」と、得点への並々ならぬ意欲をのぞかせた。鬼木達監督も「薫の課題は最後までやり切るところ」と語り成長を期待する。シーズンが進めば、「この試合の経験があったから」と思える活躍を見せてくれる日が来るかもしれない。