試合前に掲げられた横断幕。サポーターの強いリーグ優勝への想いが伝わる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1第1節]湘南2−3浦和/2月21日/Shonan BMWスタジアム平塚

 昨年12月、強化部を刷新した浦和レッズは「3年計画」を打ち出した。2020年を変革の年と位置付け、21年を飛躍の年に、そして22年にリーグ優勝を目指すというものだ。

 弊社発行の雑誌「サッカーダイジェスト」では開幕前の恒例企画として「Jリーグ順位予想」というものがあり、編集部も参加する。昨年は浦和を優勝予想にしたのだが、今年はそうはせず2位にとどめた。

 堂々と1位に予想できなかった理由は、単に昨季は14位と低迷していたからではない。クラブとして掲げている目標があくまで“3年後のリーグ優勝”で、今年は「ACL出場権獲得」だからだ。その気がないのに優勝できるほど、Jリーグは甘くはないだろうなと予測したのである。

 それでも浦和の担当としては、どこか煮え切らない気持ちがあった。充実の戦力を誇る浦和ほどのクラブがリーグ優勝を目指さないのか、と。
 そんな想いを抱きつつ迎えたリーグ開幕戦。会場は湘南ベルマーレのホーム「Shonan BMWスタジアム」だった。そこで試合前に浦和サポーターが陣取るアウェーのゴール裏に掲げられた横断幕を目にして、心を揺さぶられた。

『三連覇、それが浦和の三年計画』。

 それでこそ浦和だ、と思った。やはり優勝を目指してなんぼだ。サポーターの強い意思表示を確認し、そう感じた。

 そんなサポーターのメッセージに応えるように、チームは湘南戦を3−2で勝利し、好スタートを切っている。どこまでも高みを目指すサポーターは、やはり浦和というクラブの価値を高める存在なのだろう。

 改めて優勝を掲げたサポーターに支えられたチームが今年、どれだけ上位に食い込むのか。楽しみになってきた。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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