決勝点を奪った浦和レッズMF関根貴大

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[2.21 J1リーグ第1節 湘南2-3浦和 BMWス]

 2020シーズンJ1開幕戦の決勝点を奪った。計5ゴールの打ち合いとなった今季オープニングゲームは終了間際にMF関根貴大がゴールネットを揺らし、浦和レッズに4シーズンぶりの開幕白星を呼び込んだ。

 湘南に先制を許したが、浦和は2トップが揃い踏みで逆転に成功。同点に追いつかれ、2-2で迎えた後半27分には窮地を迎えた。一度は流されたプレーに今季からJ1リーグ戦に導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によりDF鈴木大輔がハンド判定とされ、PKを献上。それでも相手のPK失敗に救われる形から再び流れを引き戻すと、迎えた後半40分だった。

 こぼれ球をおさめた左サイドのMFマルティノスがスピードに乗ったドリブルで突破し、逆サイドの関根に浮き球のパスを配給。中央に切れ込んだ関根は左足を振り抜くと、守備網を破って左足シュートをゴール左下隅に突き刺した。「あれが今シーズンの浦和の良さ。あの時間帯に中に3枚が入っていた中で自分のところにきて、押し込めたことが良かった」と、殊勲の決勝点を振り返った。

 立ち上がりはシステムのミスマッチを突かれて苦しんだが徐々に修正し、縦に速い攻撃からチャンスを仕留めた。ただし、いずれも関根の右サイドからクロスを上げさせてしまい2失点。「サイドで数的優位をつくられた時の対応、スライドの速さは間に合っていなかった」と課題を挙げつつ、「キャンプからだんだん戦術理解度も高くなってきた。自分たちの良さは出せたと思う」と4-4-2新布陣への手応えも語った。

 昨季は7試合全敗と“鬼門”だった金曜開催のリーグ戦「フライデーナイトJリーグ(金J)」を制し、浦和が幸先の良いスタートを切った。

(取材・文 佐藤亜希子