10シーズンに渡りプレーした松本から、JFL・ FCマルヤス岡崎に移籍した飯田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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  松本山雅FCは2月21日、昨シーズン限りで契約満了となっていたDF飯田真輝の移籍先がJFL・FCマルヤス岡崎に決定したことを発表した。
 
 飯田は10年間に渡り松本でプレー。チームでは最古参のDFとして存在感を示した。2010年の夏に東京ヴェルディから当時JFLだった松本に期限付き移籍した。完全移籍で加入した翌シーズンからは、すぐさまセンターバックとしての地位を確立し、J2加入や、2014年のクラブ史上初のJ1昇格に大きく貢献。2018年には9月度のJ2月間MVPを受賞するなど、30歳を超えてもなお、豊富な経験とクレバー差を武器に、チームを後方から支える守備の柱となっていた。
 
 所属する選手の誰よりもチームの歴史を知る飯田は、クラブの公式サイトで、これまでの経験を振り返りつつ、サポーターに向けて、真摯に現在の心境を打ち明けた。
 
「このチームに来て結果を出すことでいろいろなものを手に入れ、そして負けることでそのほとんどを失うということを学びました。ただ、松本という街で、地域と一緒にたたかう素晴らしさを知った、最高のチームメイトにあった、いつも背中をおしてくれるサポーターにあった。そして松さん(松田直樹)と出会えた。ほとんど積み上げてきたものを失ってしまいましたがその時間と経験は自分の中の本当に大切なものになりました」
 
 また、JFLクラブへの移籍については衰退ではなく、成長するためだと強調し、「お互いがんばりましょう!」と呼びかけた。
 
「こんなに必死になにかをしたのは、自分の人生でもナインボールを倒そうと思ってコントローラーを握っていたあの時ぐらいしかなかったと思います。動画でも言いましたが、自分はまだ成長できると信じてます。次に皆さんと会う時は成長した姿を見せれるよう頑張りますし、成長した松本山雅をみたいです。だからお互いがんばりましょう!
 
 感謝の気持ちを込めて自分の意志は少しだけ置いていきます。そのうちHPで確認ください。それによって少しでも山雅が全国区になることを願って。いつか運良く帰ってこれたらこんぺいとう、いや松本城に『私は帰って来た!』と叫びたいと思います」
 
 加入するFCマルヤス岡崎は愛知県岡崎市を本拠地とする地域密着型クラブ。今シーズンでJFL在籍7年目を迎え、昨季はリーグ戦11位だった。2011年以来のJFLで飯田の新たな挑戦が始まる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部