フリマアプリ「メルカリ」を展開するメルカリは20日、事業戦略発表会「Mercari Conference 2020」を開催。リアル店舗「メルカリステーション」や無人発送可能な投函ボックス「メルカリポスト」などパートナー企業と連携する出品施策を発表している。

「メルカリステーション」(同社資料より)

同社初のリアル店舗となる「メルカリステーション」は、出品経験の無い潜在的なユーザーへの接点拡大を目的に今春新宿マルイ本館に出店する。メルカリの使い方が学べる教室や出品したい商品を撮影できるブースに加え、梱包資材の購入や梱包、カスタマーサービスに質問できるライブチャット、売れた商品をその場で発送できる無人投函ボックス機(メルカリポスト)などが用意されたワンストップの出品体験を提供する。

丸井とメルカリの両社は、マルイ店舗やECサイト「マルイウェブチャネル」とメルカリの各種ソリューション連携などを行う業務提携契約を締結しており、メルカリステーションの出店のほか、メルカリ提供のスマホ決済サービス「メルペイ」の導入、データ連携ソリューションの検討なども発表している。マルイ全店への設置など2021年夏までに全国主要10都市での展開を目指す。

「あとよろメルカリ便」(同社資料より)

梱包・発送の選択肢の拡充施策として、物流eコマースサービスを提供するオープンロジ社とメルカリのAPI連携による「あとよろメルカリ便」の試験運用の開始を発表。出品者が提携倉庫に発送することで、売れるまでの商品の保管と売れた後の梱包・発送作業を提携業者が代行するサービス。一部の出品者向けに試験運用を開始しており、本格サービス提供に向けた運用テストを行っている。

「メルカリポスト」(同社資料より)

また、無人発送可能な投函ボックス「メルカリポスト」を発表。"もっとかんたんに発送したい"というユーザーの声をもとに開発された売れた商品の発送専用のボックスはQRコードで送り状を印刷し、その場で貼って投函するだけの便利な仕組みを持っている。ヤマト運輸を集荷パートナーに今夏より全国のドコモショップや「メルペイ」加盟店などを中心に2023年までには全国5,000箇所への設置を目指す。

ほかパートナー企業とのデータ連携による利便性の向上や近隣店舗への来店・利用促進など、二次流通データを軸にした一次流通企業とのデータ連携の開始など新たなマーケティング支援を発表している。