大日本印刷(DNP)は2月21日、文部科学省の「GIGAスクール構想」や経済産業省の「EdTech導入実証事業」などの施策に対応し、教育クラウドプラットフォーム「DNP学習クラウド リアテンダント」を、2020年度より本格展開することを発表した。

奈良市立中学校における、定期テストの結果に基づき提供されたAIドリルを活用した授業の様子

リアテンダントは、同社が2017年から提供している教育クラウドプラットフォーム。学習データ(スタディ・ログ)をAIを用いてデータ解析を行い、その結果に基づいて、個々の児童・生徒に合わせた教材とサービスを提供するものだ。

タブレット端末および紙の両方から多様なスタディ・ログを収集・蓄積できる「ハイブリッド基盤」であることが評価され、文部科学省の「次世代学校支援モデル構築事業」や経済産業省「未来の教室実証事業」などの複数の実証研究で採用されている。

また、タブレット端末が十分に整備されていない自治体においても、紙のテストの採点時間を最大60%短縮するとともに、スタディ・ログを蓄積・活用できるソリューションとして評価され、導入されているという。なお、先行導入した奈良県奈良市においては学力向上の効果が見られたということだ。

今回DNPは、学校現場の要請を受ける形でリアテンダントが蓄積してきたビッグデータを活用し、個々の児童・生徒に合わせた教材・教育サービスを提供する取組みを開始するという。

教員がこれまで活用してきた教材や、EdTech教材を提供する企業、塾、大手教育ICTベンダーとのパートナーシップを推進し、「ICTを活用した学習」「個別最適化された学び」の実現を支援する教育クラウドプラットフォームとして、リアテンダントの機能強化を進めていくとしている。