有言実行の男・横浜FMのオナイウ阿道がACL第2戦で移籍後初ゴール…「早く取れるに越したことはない」

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 待望のゴールは12分に生まれた。

 仲川輝人が喜田拓也に戻したボールを、喜田がすぐに縦パスを送る。オナイウ阿道の前にいた相手DFに一度はボールをカットされるも、コントロールを失ったところをすかさず奪い返す。「フリーだったので思い切って打った」と反転して左足を一閃。ゴールに突き刺さると、オナイウは歓喜の雄叫びをあげた。

 前日の公式練習後には、「焦りよりも、しっかりとチームとして狙っていることをやって、その中で自分がどうプレーできるかをやりたい」と語っていたが、2ゴールを決めて安堵したのか、試合後には「そこまで焦る気持ちはなかったが、早く取れるに越したことはないと思っていた」と笑顔もこぼれた。

 移籍後初ゴールで気持ちがラクになったのか、オナイウの動きはどんどんスムーズになっていく。31分にはチアゴ・マルチンスから素早いスルーパスが前線に入ると、「相手のプレッシャーが来ていて、僕が触ったら奪われるな」と思ったオナイウは、相手DFを引き連れたままスルー。「うまく入れ替わることができた」と、空いたスペースに走り込んできた仲川がボールを受けるとループシュートでゴールネットを揺らした。

 その2分後に仲川が再び決めてリードを3点とするも、横浜FMのやることは変わらない。後半立ち上がり、松原健からのロングボールを受けた遠藤渓太が得意のドリブルで持ち上がる。その時、逆サイドにいたオナイウは細かいポジション取りを行っていた。

「渓太から受けられるポジションを取るのと、その先でマルコスが受けた時のポジションを意識しながら、最後のところで触るだけのいいポジションが取れればいいなと思っていた」

 遠藤は外側を走り込んできたマルコス・ジュニオールにヒールパスを送ると、マルコス・ジュニオールはシュートと見せかけて折り返す。そこに、待っていたオナイウが右足を合わせた。

 横浜FMが決めた4得点のうち3得点に絡む大活躍。プレーヤー・オブ・ザ・マッチの座は同じく2得点を決めた仲川に譲ったが、「自分にチャンスが来た時に決める」と宣言していたとおりのプレーで、平日ナイターにもかかわらずスタジアムを訪れた1万人を超すファン・サポーターに勝利をプレゼントした。