ドルトムントFWアーリング・ホーランド

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 ドルトムントに加入した“ノルウェーの怪物”の勢いが止まらない。

 18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦でパリSGをホームに迎えたドルトムント。勝利の立役者となったのが、今冬、ザルツブルクから加入した19歳FWアーリング・ホーランドだ。まずは後半24分、華麗な落としで攻撃の組み立てに参加すると、最後はDFラファエル・ゲレイロのシュートのこぼれ球を押し込んで1点目。そして、パリSGに同点に追い付かれて迎えた後半32分にはMFジョバンニ・レイナのパスを呼び込み、左足の弾丸ミドルを突き刺してチームを2-1の勝利へと導いた。

 ザルツブルクで出場したグループリーグ6試合で8得点を記録していたホーランドは、この日の2得点で今季の通算得点を「10」まで伸ばし、得点ランクトップを走っていたバイエルンFWロベルト・レワンドフスキに並ぶことになった。

『Opta』によると、7試合での10得点到達は史上最速で、これまでの記録を4試合も短縮。さらに、一つの大会で10ゴールを奪った初の10代の選手となり(通算10得点はパリSGのFWキリアン・ムバッペに続いて2人目)、『uefa.com』によると異なるクラブで得点を記録した初の選手となった。

 また、『Opta』ではCLデビューシーズンで10得点を記録した5選手として紹介されており、1958-59シーズンのジュスト・フォンテーヌ、1978-79シーズンのクラウディオ・スルサー、2017-18シーズンのサディオ・マテとロベルト・フィルミーノに続く記録となっている。