アメリカで大人気ラブコメディーの第1シーズンである。ニュージャージー州で平凡に暮らしていた主婦ライザ・ミラーは、ギャンブル癖と浮気性の歯科医の夫と離婚を決意したものの、弁護士費用が払えない。家を出て、ニューヨーク・ブルックリンに住む親友で芸術家のマギーのアパートに転がり込んだ。

ライザは高校3年の1人娘ケイトリンの学費を稼ぐため、かつて働いていた出版業界で再就職しようとしたが、40歳という年齢のせいでどこも門前払いされてしまう。

そんなとき、バーで知り合った26歳のタトゥー・アーティストのジョシュに同年代と間違えられ、それならばと、26歳とサバを読んでエンピリカル出版社の採用試験を受けたところ、アシスタントして採用される。

会社の上司ダイアナや編集者ケルシー、付き合い始めたジョシュにも歳を偽ったまま、ニューヨークでの新生活が始まった。

老け役もイマドキ女子も演じ分けるブロードウェイ女優は芸達者

寝物語で1980年代に人気だったロックバンドのコンサートに行ったと漏らしたり、仕事の打ち合わせで過去の作家や作品について妙に詳しくて怪しまれたりと、そのたびにしどろもどろで言い訳をする。

そんなドタバタの笑い、ベッドが壊れてしまうほどの激しいセックス、ケルシーの女性器の奥まで入り込んだ生理用品をライザが手を突っ込んで取ってやるエピソードなど、明け透けな表現も盛りだくさん。制作は「セックス・アンド・ザ・シティ」のクリエーター、ダレン・スターだと聞けば、それも納得だ。

ライザを演じるサットン・フォスターは、実年齢40歳のブロードウェイ女優。堂々として安定感も分別もあるライザと、恋人や同僚たちの前で14歳も年下のイマドキ女子を演じるライザの演じ分けが楽しい。

やがてライザは、エンピリカル出版社の経営者に有能ぶりを認められ、新たな仕事を与えられるが、ジョシュとの関係は微妙になっていく。ストーリーの展開が速く目が離せない。

原題は「Younger」。「サバヨミ大作戦!」という邦題は印象が違い過ぎやしないか。(金曜よる11時45分放送)           

(寒山)