堅守アトレティコがリバプールをシャットアウト! 開始早々のサウール弾で先勝《CL》

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チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、アトレティコ・マドリーvsリバプールが18日に行われ、1-0でアトレティコが先勝した。リバプールのMF南野拓実はベンチ入りも出場機会はなかった。

ユベントスやレバークーゼン、ロコモティフ・モスクワが同居したグループDを3勝1分け2敗と苦しみながらも2位で決勝トーナメント進出を果たしたアトレティコは、長期離脱していたジエゴ・コスタがベンチ入りした中、モラタとコレアが2トップを形成した。

一方、ナポリやザルツブルク、ヘンクが同居したグループEを4勝1分け1敗の首位で通過した昨季王者のリバプールは、初優勝を目指すプレミアリーグで独走態勢を築いている中、現状のベストメンバーで臨んだ。

試合は開始4分、アグレッシブな入りを見せたアトレティコが先制する。CKの流れからルーズボールをゴールエリア右のサウールが押し込んだ。幸先良く先制したアトレティコは[4-4-2]のブロックを作ってリバプールの攻撃に応戦していく。

すると26分に追加点のチャンス。トーマスの浮き球パスでボックス左に侵入したモラタがシュート。だが、GKアリソンのセーブに阻まれた。

一方、敵陣でのプレーを続けて圧力をかけるリバプールはロバートソンやファビーニョがミドルシュートで牽制すると、35分に決定機。しかし、フィルミノから送られたラストパスをダイレクトで狙ったサラーのシュートは、ゴール前のフェリペに頭でカットされた。

ハーフタイムにかけてもリバプールが一方的にボールを持ったが、守備を固めるアトレティコを崩せず1点ビハインドで後半へ折り返した。

迎えた後半、リバプールはマネに代えてオリジを、アトレティコはレマルに代えてM・ジョレンテを投入した。

その後半も前半と同じような展開で推移すると、53分にJ・ゴメスの右クロスからサラーが際どいヘディングシュートを浴びせた。

その後はリバプールがなかなかシュートシーンを生み出せない中、68分にアトレティコに決定機。しかし、ロージの左クロスをダイレクトで合わせにかかったモラタはスリップしてシュートをミートしきれない。

72分にサラーを諦めてチェンバレンを投入したリバプールは直後に決定機。しかし、オリジの右クロスにヘンダーソンがボレーで合わせたシュートはわずかに枠の左へ。

結局、終盤にかけてはアトレティコがリバプールを封殺。シャットアウトで王者に先勝し、3月11日に行われる2ndレグに臨むことになった。