ユーザーローカルは18日、試験中のカンニングを自動検知するAIを開発したことを発表した。

"ビックデータ×人工知能で世界を進化させる"を経営理念に次々とユニークなツールを提供するユーザーローカル。2020年に入ってからもスポーツ分野向けに姿勢推定AI(ニュースリリース)、Instagramインフルエンサー発見ツール(ニュースリリース)、視線推定AIツール(ニュースリリース)ほか多数の発表がなされている。

今回、同社が発表したのは教育機関向けに開発した試験中のカンニングを自動で検知するAI。システムはローカルに設置したエッジ端末のディープラーニングによるAIで検知する仕組みで、同社の視線推定AI、姿勢推定AI技術により受験者の視線の異常や頭部、手の動きの異常を検知する。不正の検知されない受験者にはマスクがかけられるなどプライバシーの保護が図られる。

受験者の視線の異常・頭部や手の動きの異常を検知する様子。同社の視線推定AI・姿勢推定AI技術が活用されている

プライバシー保護機能(同社資料より)

システムはエッジ端末とWebカメラを会場に設置するだけの手軽な構成で大規模な設備を必要としない点、不当に疑われた受験者をいわれのない疑いから保護するという点も利点として挙げている。

同社は、入学試験や国家資格などの試験において携帯電話やスマートフォンによるカンニングがたびたび問題となっていることに触れ、試験官の目視だけではどうしても死角が発生すること。全員を常時確認することは難しく、試験官の増員も難しいという課題があったことに言及している。