100%とんこつ不使用ラーメン(1,180円)。スープは豚骨の代わりに鶏などを使って完成させた

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臭みのない豚骨スープに集中力カウンター、オーダー用紙制など、さまざまな革新的な取り組みをしてきた天然とんこつラーメン専門店「一蘭」。全国さまざまな地域や海外にも出店するなど多くの人に親しまれているが、通常の店とはひと味違う「一蘭」があるのをご存知だろうか。今回は、東京にあるそんなプレミアムな店を紹介!

【写真を見る】豚骨とそん色のないほど味の深みを感じさせるスープ

■ 代名詞の豚骨を使わない斬新な「西新宿店」

「一蘭」と言えば、豚骨特有の臭みがなく食べやすいが、豚骨の味はしっかりと感じられる「天然とんこつスープ」が代名詞。その豚骨を使わない店が「100%とんこつ不使用ラーメン専門店 一蘭 西新宿店〜発祥の店〜」。これは、「一蘭」のラーメンは食べてみたいが、豚がどうしても苦手という人の声が多くあがったため、豚に代わる食材で「一蘭」らしいラーメンを作れないかと考えてあみ出されたもの。20年以上試行錯誤しながらも研究を重ね、ついに完成されたものは、豚骨をいっさい使っていないのに、コクや重厚感のある一杯に。真ん中に鎮座する赤い秘伝のたれも、このラーメン用に新たに改良されている。

豚骨の代わりとなるスープのベースは鶏。大量の鶏にさまざまな食材を加えて、丁寧にアクを取り除きながらじっくりと煮出すことにより、重厚で奥行きのある豚骨に負けないスープが完成した。ミリンなどアルコールを含む調味料も使わずに天然素材のよさを全面にだしているから、スッキリと最後まで飲み干せるのも特徴だ。

そしてこの店のもう一つの特徴が、チャーシューの代わりにトッピングされる「牛弥郎(ぎゅうやろ)」。牛バラを特殊な製法で煮込んだ、ふわふわとした食感が特徴で、「とんこつ不使用ラーメン」との調和を考えた味わいに仕上げている。追加トッピング(300円)もできるので、たくさん食べたい人は注文をしよう。

店舗では、この「とんこつ不使用ラーメン」をおみやげとしても販売。「一蘭」のラーメンを食べたいけど今日は行けないという時に家で気軽に食べられるのはうれしいかぎり。

【100%とんこつ不使用ラーメン専門店 一蘭 西新宿店〜発祥の店〜】住所:東京都新宿区西新宿7-10-18 小滝橋パシフィカルビル1F 電話:03・5386・1221 時間:10:00〜23:00 休み:なし 席数:30席(カウンターのみ) 駐車場:なし アクセス:JR、東京メトロ丸ノ内線、都営大江戸線、小田急線、京王線新宿駅西口より徒歩5分、西武新宿線西武新宿駅より徒歩4分

■ 麺とチャーシューが超プレミアム!「銀座一蘭」で特別感を満喫!

重箱の蓋を開けるとふんわりとした豚骨の香りとともに、美しい湯気もたち食欲をそそる一蘭の「天然とんこつラーメン」。この銀座一蘭では、麺とチャーシューが他店にはない超プレミアムな仕様になっている。

麺は、小麦一粒一粒を丁寧に磨き上げた時のみに得られる希少な部分だけを使用。それだけに雑味がなく、小麦本来の上品な甘味と、口に含んだ時に上質な滑らかさを楽しむことができる。また、この小麦に、"栄養の宝庫"であり美肌効果や生活習慣病の予防効果も期待できる酒粕をブレンド。その中でも日本酒最高峰ともいわれる純米大吟醸酒の酒粕を加えているため、純米大吟醸特有のフルーティな香りもほのかに感じられ、まさに特別感を味わうことができる。これは、ほかの「一蘭」の麺と食べ比べてみたいところだ。

またチャーシューも、ほかの「一蘭」にはないプレミアムな逸品。厳選した上質な豚バラ肉を職人が丁寧に巻きつけ、特製のタレでしっかり煮込んで熟成させたもの。肉厚でありながらもその身はとろけるほどに柔らかく、脂身の優しい甘味も絶品だ。このチャーシューの旨味もスープにじわじわと染み出し、さらに奥深いスープへと変貌する。

有田焼で作られた趣のある重箱どんぶりに、この特別な麺とチャーシューが入ることで、まさに「銀座一蘭」ならではの至極の一杯が味わえる。

【銀座一蘭】住所:東京都中央区銀座8-3-11 和恒ビルB1 電話:03・3574・5758 時間:10:00〜翌3:00 休み:なし 席数:24席(カウンターのみ) 駐車場:なし アクセス:JR、東京メトロ銀座線、ゆりかもめ新橋駅A5出口より徒歩3分、都営三田線内幸町駅A5出口より徒歩4分

■ 来店するだけで運気上昇!? 縁起物にこだわった「浅草六区店」

「銀座一蘭」のような重箱形などがある「一蘭」だが、「浅草六区店」では、なんと八角形のどんぶりで食べることができる。ここは、‟縁起物”にこだわった店舗で、ただラーメンを食べるだけではなく、来店するお客さんも運気が上がるような、気分のよい場所になっている。どんぶりは、古来より、「運気上昇」や「金運アップ」など森羅万象から幸運のエネルギーを引き寄せる縁起のよい形とされている八角形。また、どんぶりのフチには、縁起のよい宝物を寄せ集めた「宝尽くし」の文様や、慶事・吉祥のシンボル「松竹梅」など幸運をもたらすとされる絵柄があしらわれている。また、どんぶりの手前にある数字の8からスープを飲み干すと‟大吉”の文字が現れるという仕掛けも。食べている時も、食べ終わった時も笑顔になれるような一杯に大満足。そして、通常ある替玉は、「浅草六区店」では「加笑玉」と表現。縁起物を追求した店らしいメニュー名になっている。

【一蘭 浅草六区店】住所:東京都台東区浅草2-6-11-2F 電話:03・3845・2388 時間:8:30〜24:00 休み:なし 席数:24席(カウンターのみ) 駐車場:なし アクセス:つくばエクスプレス浅草駅A1出口より徒歩3分、都営浅草線、東京メトロ銀座浅草駅より徒歩9分(東京ウォーカー・瀧本充広)