「マタニティトラブルQ&A」

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インフルエンザをはじめとする感染症において、高齢者や乳幼児とともに高リスク群とされる妊婦。体調が特に悪い場合ではなくても、身体的あるいは精神的に何かと負担や不安を抱えることが多い。

厚生労働省が運営する女性のためのライフステージ別健康ガイド「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ」には、妊娠中や産後の疑問に関する「マタニティトラブルQ&A」というコーナーが設けられている。妊娠中の食生活や運動からペット飼育まで幅広く取り上げた「ちょっと気になる妊娠中の生活あれこれ」のほか、妊娠中や産後の尿漏れや陰部のかゆみなどの「ちょっと聞きづらいおしものトラブル」、皮膚のかゆみや花粉症への対処法、授乳中の服薬など、多岐にわたるQ&A集だ。

「マタニティトラブルQ&A」
(質問リスト)
■ちょっと気になる妊娠中の生活あれこれ
【Q】「食べてはいけないものはありますか?」
【Q】「コーヒーなどによるカフェインの摂取は妊娠中に制限したほうが良いのですか?」
【Q】「安定期はいつからですか?」
【Q】「乳房マッサージは妊娠中に積極的にすべきでしょうか?」
【Q】「ハイヒールを履いても赤ちゃんに影響はありませんか?」
【Q】「髪の毛を染めても大丈夫ですか?」
【Q】「妊娠中に脱毛をしても大丈夫ですか?」
【Q】「妊娠中にプールや温泉に入っても大丈夫ですか?」
【Q】「妊娠中に海外旅行に行っても大丈夫ですか?」
【Q】「妊娠中に自転車に乗ってもいいですか?産後はどうですか?」
【Q】「自動車内では妊娠中もシートベルトを着用すべきでしょうか?」
【Q】「里帰り分娩を予定しています。何週までに帰省したらよいですか?」
【Q】「妊娠中に運動をしてもよいですか?」
【Q】「会社の健康診断や人間ドックを受診しても大丈夫ですか?」
【Q】「妊娠中に歯科治療を受けてもよいですか?」
【Q】「ペットの飼育は妊娠中問題あるでしょうか?」

(以下はその他の質問カテゴリーの見出し)
■ちょっと聞きづらい、おしものトラブル
■ちょっとした妊娠中のからだの変化と不調
■妊娠検診と妊娠中の体調の変化
■ちょっと気になる産後のこと
■ちょっと気になる妊娠中や授乳中の薬

厚生労働省:女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」サイト内
「マタニティトラブルQ&A」
(http://w-health.jp/maternity_qa/)

妊娠と薬情報センター

また、厚労省は2005年10月より、妊婦や胎児に対する服薬の影響に関する相談・情報収集を実施するため、東京・世田谷の国立成育医療研究センター内に「妊娠と薬情報センター」を設置している。

同センターは、全国で50を超える拠点病院との連携を通じ、服薬が妊娠に及ぼす影響に関する双方向の情報提供や調査・研究のほか、妊娠中の服薬などに関する相談窓口も運営している。郵送による問診票の提出が必要となるが、相談方法は電話相談のほか、「妊娠と薬外来」が開設されている全国の病院での相談や主治医のもとでの相談という3種類の方法に対応している。

●国立成育医療研究センター:「妊娠と薬情報センター」
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/

【参考】
厚生労働省:女性の健康推進室「ヘルスケアラボ」
 http://w-health.jp/

国立成育医療研究センター 公式ホームページ
 https://www.ncchd.go.jp/

医師・専門家が監修「Aging Style」