現在ジョージ王子、シャーロット王女、そしてルイ王子の3人の子育てをしているキャサリン妃。英国王室の一員である彼女の妊娠・出産はいつも世界中から注目を浴び、その期待に応えるようにキャサリン妃は産後必ずメディアの前に登場し、“完璧な佇まい”で生後まもない我が子をお披露目してきた。ところが最新のインタビューで本人の口から語られたのは、その笑顔の裏に隠されてきた恐怖−−。

「Happy Mum Happy Baby」というポッドキャストにゲスト出演したキャサリン妃は、世の母親たちのメンタルヘルスなどについて語り、彼女自身もツラい悪阻で入院した経験や、催眠出産をしたことなどを告白。

さらに、第一子であるジョージ王子をお披露目した当時を振り返り、複雑だった思いを吐露。

「正直、少し怖かったんです。だけど、みなさんが応援してくださっていましたし、みなさんが本当に楽しみにしてくださっていたことをウィリアムも私もよく分かっていました。みなさんの日頃からのサポートには、心から感謝をしています。だからこそ、(出産の)喜びや感謝をみなさんとシェアすることを大切にしていたんです。とはいえ、なにせ新生児ですし、初めて親になった2人が抱く不安や様々な感情が入り混じっていたのは確かです」

▲ジョージ王子のお披露目会をするキャサリン妃とウィリアム王子

たしかに、その後の子どもたちの時のお披露目会と比べると、ジョージ王子のときはかなり緊張しているようにも見える…。

またキャサリン妃は、初めてジョージ王子を自宅に連れて帰った時、想像以上に生活が激変することに気付かされたことも明かした。

「悪阻で入院した思い出があったので、出産後はいち早く退院して普通の生活がしたいと思っていました。でも第一子ということもあり、退院後の人生に起こる変化を甘く見ていましたね。どれだけプランしても準備しても、完璧に備えることはできないんです」

そして、産後直後のお披露目会だけでなく、「世界中に見られながら初めて赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるのは(ウィリアム王子にとって)難しかった」ことや、「いくら育児書を読んでも、すべてを知ることはできない」、「子どものいる生活に慣れるまではしばらくかかりました」などと話したキャサリン妃。

当時はその“完璧っぷり”が話題になっていたキャサリン妃だったけれど、表では見せなかった等身大の育児の苦悩を明かしてくれたおかげで、同じような悩みを抱える母親たちは勇気をもらえたはず。