インド・カルナタカ州マンガルールから約30キロ離れた村で開かれた伝統の水牛レース「カンバラ」に臨む、スリニバス・ゴウダさん(2020年1月31日撮影)。(c)Rathan Barady / AFP

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【AFP=時事】インドのスポーツ当局は15日、伝統の水牛レースにかじ取り役として出場し新記録を打ち立て、ジャマイカの元陸上選手ウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏にも例えられる活躍を見せた男性に、トライアルを実施する意向を明らかにした。

 28歳の農家の男性であるスリニバス・ゴウダ(Srinivas Gowda)さんは1月31日、同国南部カルナタカ(Karnataka)州で行われた、毎年恒例となっている伝統の水牛レース「カンバラ(Kambala)」で、ぬかるみに設けられたコース142.50メートルを13.62秒で駆け抜け、新記録を樹立。その後ソーシャルメディアではゴウダさんを称賛する声が相次ぎ、「世界最速の男」ボルト氏が引き合いに出されるなど、センセーションを巻き起こしている。

 複数のコメントでは、ゴウダさんのパフォーマンスをボルト氏が持つ陸上男子100メートルの世界記録9.58秒と比較し、ゴウダさんは0.03秒速い9.55秒で走ったかもしれないと推定している。

 キラン・リジジュ(Kiren Rijiju)スポーツ担当国務相は、国内屈指の優秀なコーチ陣の下でトライアルを実施するため、当局がゴウダさんを首都ニューデリーに招いたことを明らかにした。

 同相はツイッター(Twitter)への投稿で「インドスポーツ機関(SAI)の関係者が(ゴウダさんに)連絡を取った。鉄道の切符が手配され、17日にSAIセンターに到着する予定。トップクラスのナショナルコーチ陣が適切にトライアルを実施すると保証する」と述べた。

 ただ水牛の走りに助けられていたことを考慮すると、ゴウダさんのパフォーマンスを疑問視する向きは多い。レースではすきを装着され、ロープでつながれた複数の水牛がむち打たれながら疾走。かじ取り役は水牛たちにスピードを合わせさせて制御しなければならない。

 水牛レースはカルナタカ州の農業地帯で冬に行われる人気行事で、ゴウダさんは常連の参加者。ゴウダさんは報道陣に対し、「これほど速く走るとは思っていなかった。水牛は足が速いので、私は後を追っていた」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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