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聖火リレーを一緒にお楽しみください!

東京五輪の聖火リレー、僕は参加する意欲満々でしたが落選しました。しかし、納得もしています。無理であると。かのG.G.佐藤さん(※北京五輪の野球で落球した人)が「五輪の忘れ物を取りに行きたい」というストーリーを書き連ねて応募したけどやっぱり落ちたそうです。「やりたいです」程度のヤツを選ぶ気はさらさらない…そんな運営の意志は明白です。

震災からの復興のためNPO法人を立ち上げて頑張っている人であるとか、その人が登場するだけで街が元気になる有名人・人気者(※G.G.は人気者ではない/落球したってだけ)であるとか、「実は私は1964年東京五輪の聖火リレーの補欠でしてね…あの日、競技場にいたんですわ…出番はありませんでしたがね…」的な本気の忘れ物のある人が選ばれるような役目なのです。ハッキリ言って、僕にも、G.G.にも無理です。呼ぶなら「落球してない人(落球のせいで忘れ物)」ですよね。

ただ、沿道で応援することはできます。今回のリレーは47都道府県すべてをまわりますので、あなたも応援することができます。どうぞ手を振ってあげてください。そこを走るランナーは、最低でもG.G.以上の存在です。素晴らしい人ばかりのはずです。どうぞ応援してあげてください。お近くの聖火リレーがどこを走るかは公式サイトで公表されていますので、どうぞ日程とルートをご確認ください。



さて、そんななか15日には聖火リレーのリハーサルが実施されました。僕も当然参加…といきたかったのですが、起きたときにはもうすでに第1便となる羽村市エリアの出発には間に合いませんでした。石原さとみさんを見逃したのは痛恨ですが、まぁあくまでもコレはリハーサル。本番で見ればよろしいという気持ちで、第2便となる国分寺市へ向かいます。

↓石原さとみさんがいると石原さとみさんだけ見ちゃいますしね!


あくまでも聖火リレーのリハーサルを見に行くの心です!

たとえランナーの人選が石原さとみさんではなく、G.G.であっても!

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降り立った国分寺駅。駅前はさして人通りもなく、案内の地図にしたがって向かう先はむしろ閑散としています。本当にこんなところでリハーサルをやるのだろうか。石原さとみさん的な誰かがくるのだろうか。ていうか、ココでやってテストになるのだろうか。もっと混乱とか騒動が巻き起こるような場所じゃなくていいのだろうか。強い疑問を抱きながら現地に向かいます。

スタート地点は国分寺にある武蔵国分寺跡。その辺に積んである石垣が結構な文化財なんだそうですが、取り立てて人がいるわけではありません。聖火リレーのリハーサルの人もいないし、国分寺詣での人もいない。たまに来るのはスタンプラリーか何かをやっている団体さん。それも駅でやっていた「名探偵コナンスタンプラリー」の勢いには遠く及ばないほどの「たまーに」です。要するに閑散としています。

↓本番はきっとたくさんの人がくるはず…


↓ランナーはスタート地点の公園から現在の武蔵国分寺に向かい…


↓お鷹の道という遊歩道を走っていくとのこと!


どうやらココを本番コースにしようと検討しているようですが、単純にココを火を担いで通ることがヨシとされるものか若干の疑問もわいてくるような細い道。ちょっと手を伸ばせば民家にその火をくべられそう。ワンチャン「わー、聖火ですね、我が家の燃え方が素敵!」ってポジティブ反応もあるかもしれませんが、警備面も含めて「ホントにココでやるのかな?」と思いました。小川せせらぐ遊歩道なので、万一の際は火を小川に投げ入れる想定かもしれないですね。

第1便に出遅れたぶん第2便には早く着きすぎてしまい、待つこと1時間あまり。周辺にはどこかのお役人らしき人が「本日の予定」のファイルを抱えてグダグダしています。さすがお役所仕事、聖火リレーのリハーサルというだけで、何百ページもある紙束ができあがっています。その束を見ながらお役人は「マジでクソだな」的な愚痴をこぼしています。どうやら、第1便での車両整理などが上手くいっておらず不満がある模様。「そこを本番で何とかするためのリハだろ…」と横からツッコミそうになりましたが、まぁいいでしょう。何百ページの紙束持ってるからといって、運営関係者とは限りませんし。

↓まるで住宅街の一角にあるゴミですが、本日の応援スポットはコチラです。


↓聖火リレーのときに使う用の「止まれ」の標識も作りましたよ!


時間が経つとじょじょに先導車やら警備の車やらが集まってきます。上空にはヘリ。メディアの数もだいぶ増えました。予定の14時半、スタート地点にはランナーが並び、いよいよリハーサルのスタートです。やってきたリハーサルランナーと聖火のランタンを持った係員。今日は実際に火はつけないとのことで、つけたフリ・ついてるフリではありますが、ユニフォームやトーチは本物ですので本番感がありますね。

↓つけてるフリです!


↓ついてるフリです!


↓そしてランナーはトボトボと牛歩の歩みでリレーをスタート!


事前に運営の方に聞きますと、国分寺エリアでは観覧ポイントを限定しているので追走はダメとのこと。なのでスタート地点だけ見ようかという気持ちでいたのですが、想像以上に「ゆっくり」の指示が強いようで、まわり道をしても追いつけそうなほど遅い。ということで、コチラも別の道をランナーしまして、先の観戦ポイントに移動します。

「もう来るだろう…」と思ってから待つこと10分ほど。コッチは3分くらいで移動している距離を、何をどうやったらこんなにゆっくりこられるのかという感じでランナーはやってきました。先導する盛り上げ隊のみなさん。聖火を受け継いだフリの第2走者。そして、聖火を渡したフリの第1走者。第2走者の「ゆっくり走る」に、第1走者の「普通に歩く」が完全に追いついています。いや、ちょっと調整して待たないと追い越しそう。本番もこのペースでいいのであれば、ランナーはゆっくりじっくり手を振ったり友だちに声を掛けたりできそうです。そのぐらいゆっくりでもいいんだよ、ということです。

↓国分寺ポイントでの観覧の模様を動画でまとめてご紹介します!


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僕のやる気が増します!



さっきのお役人は「こんなん行かんでもええやん!」と愚痴りながら第3便となる八王子エリアに向かうとのこと。国分寺エリアは「すごい狭い道でどうするか」のリハだったようで、盛り上げ車両なども見られませんでしたので、僕も食い足りない気持ち。行かんでもエエかもしれませんが、せっかくなので八王子エリアへと向かいます。

八王子エリアでは17時半から交通規制をかけて、駅からほど近い通りを封鎖しています。しかし、この情報は近隣住民には十分に行き渡っていないのか、「この時間帯は居住者の車両も通行できないよ」という触れ込みなのですが、普通にコースを通って自宅の駐車場にクルマが突っ込んでいきます。そんな諸事情が落ち着くまで1時間ほどかかります。

さらに、第1便で走ったであろうクルマの移動も遅れていると係員が無線で会話をしています。実際に登場した車両たちを見て、「そりゃ遅れるわ」と納得しました。NTTさま、コカ・コーラさま、日本生命さま、それぞれの企業さまが持ち込んだリレー盛り上げ用の車両は大型トラックを縦につなげたくらいの巨大なサイズ。荷台部分に人が乗ってハシャげる設計になっており、ちょっとしたエレクトリカルパレードです。過去大会も盛り上げはいろいろありましたが、東京もドカンとやってやるぞという覚悟です。

「楽しそうではあるが…」
「コカ・コーラの盛り上げ隊のほうが…」
「ランナーより目立ってるかもしれんね…」
「全国の市町村、コレ聞いてるのかな?」
「こんなの来るって、聞いてるのかな?」
「曲がれない道、ルートに入れてそうで不安…」

本番ではコカ・コーラの盛り上げ車両がルートを先回りして、近隣の方にトーチを持って写真が撮れるフォトスポットや、車両の屋根に乗って上から観覧できる特等席を設置してくれるとのこと。また、エレクトリカルパレード車は、コーラやマフラータオルなどをサンプリングと称して配布してくれるそうです。「コーラの車を見たら追いかけろ!」「なんかもらえるぞ!」「ギブミーコカ・コーラ!」が合言葉になりそうですね。



コカ・コーラなど協賛企業が、その日のリレーのゴール地点となる各地のセレブレーション会場でイベントを出展するそうですので、沿道応援のあとはぜひセレブレーション会場にも行ってみるとよいでしょう。僕なども、家の近くにある陸上競技場がセレブレーション会場になっておりますので、ぜひ楽しみたいなと思っています。

さて、スタート地点で待ち始めてから1時間ほど経ったでしょうか、現地には八王子エリアの第1走者がようやく到着。マイクロバスが横付けされて誰かが出てきたので「石原さとみさんか!?」とみながザワつきましたが、出てきた女性は石原さとみさんではありませんでした。ただ、おキレイな方だったので「女優か…?」と戸惑う空気も。ハッキリさせたかったので話を聞きますと、どうやらリハーサル用に呼ばれてきた人らしく、本番で走るランナーというワケでもないとのこと。そういうことなら、呼んでくれれば僕も行きたかった!熱意とヒマならあったのに!

↓八王子ポイントの第1走者が到着です!


そこからさらに30分ほど待たされて、ようやくリレーはスタートします。リハーサル用のランナーの「私はいつまでここで何をしていればいいのでしょうか?」という不安げな顔を見守りながら、僕も若干ジレてきます。リハとは言え、グダグダであるな、と。ようやく国分寺のお役人の気持ちが理解できてきました。スタートもフワッといつの間にか始まっているし。まぁ、あくまでもこれはリハ。この貴重なグダりを本番に活かしてもらいましょう!

↓八王子ポイントでの観覧はリレー部分なども動画でどうぞ!


途中に出てくる車いすの走者はパラリンピアンの射撃選手・田口亜希さんです!

聖火リレーのアンバサダーを、石原さとみさんらとともにつとめている方です!



沿道で追いかけながら見守る聖火リレー。グループランナーや車いすランナーなどのテストも行ない、いわゆるリレー部分…火の受け渡しのときのポーズもしっかり練習しました。トーチとトーチをくっつけて火を受け渡すことを「トーチキス」と呼び、それを心のつながりにしていこうという取り組み。公式からは3種類の推奨ポーズを提示しており、指で「2」「0」「2」「0」を作ったりしてトーチキスを楽しむよう促しています。ランナーのみなさんは、ぜひ思い出に残るトーチキスをキメてもらいたいもの。実際の聖火リレーではリハーサルよりもさらに人出が増えるでしょうし、自由な移動は難しいでしょうから、観覧者もあらかじめトーチキスのポイントにいるのがよいでしょう。停車した車両などを見ていれば「ココだな」というのはわかりますので、観覧ポイントをお見逃しなく。

最後のセレブレーション会場にその日の最終ランナーが到着したところで、聖火は聖火皿に移されその火のリレーはおしまいとなります。この日はテストのため、メディア関係者しかセレブレーション会場のなかに入れないという運営で若干落胆しましたが(※セレブレーション会場に一般の人は入れないってどこで事前に言ってたんだろう…?)、遠くからステージやイベントブースを見ることができました。キラキラして、華やかでした。

聖火リレー開始まであと1ヶ月と少し。どうぞご自分のお住まいの近くのリレー、コースを調べて、実際に見てみてください。「結構な人出だな」「なんか盛り上がってるな」「楽しくなってきたぞ」って気持ち、感じられると思いますから。楽しんでいる人がいると、つられて楽しくなっちゃいますから。本番より早く火がつけば、それだけ長く五輪・パラリンピックを楽しむことができるはず。本番の17日間とかだけではもったいないでしょう。早く、長く、楽しみたい。もうすでにオリンピック・パラリンピックの楽しみは始まっています!

↓ここまできたのに、何故一般人は入れてくれないのだ…遠くに小さく見える聖火皿に近づきたい!


まぁ、イベントは本番でのお楽しみということですかね!

了解、本番で楽しみます!


全国の沿道のみなさん、交通規制などもありますが一緒に楽しみましょう!