初回1死満塁のピンチをしのいだヤクルト先発の高梨(左)と嶋

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◆練習試合 楽天3―1ヤクルト(15日・金武)

 楽天からヤクルトに移籍した嶋基宏捕手(35)が、古巣との練習試合で先発出場した。

 11日に死去した野村克也さんが、かつて監督として指揮をとったチーム同士の「追悼試合」。同じく野村さんの弟子である高津監督から勧められ、9番・捕手で先発マスク。3回まで先発の高梨と2番手の寺島をリードし、打っては3回に投ゴロに倒れて1打数無安打だった。

 両軍ファンから大きな歓声と拍手を送られたベテランは「最初の実戦が楽天戦ということで気持ちが上がった」と笑顔。「試合をやるからにはやっぱり勝ちたい。何とかゼロに抑えたかった」と、失点と黒星を悔しがるなど、闘志に衰えはない。「(楽天とは)交流戦だってあるし、強いチームを倒していかないと上にはいけない。勝つために何ができるか考える」と気合をにじませた。

 「打者の反応を見ろ」「打者が何を考えているか観察しろ」「1球1球、根拠のあるリードをしろ」などなど、プロ入りから3年間、野村さんから受けた教えは数え切れない。新天地で臨む14年目のシーズン。「ユニホームを着させていただいている幸せを、精一杯表していきたい」と、改めて活躍を誓った。