滑り止めつきで安心して取り出せるシンコハンガー製の薬ケース(税込み3190円)

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 シニア世代の片づけには、若いときとは異なる手法を取り入れたい。「シニアの片づけコンサルタント」として多方面で活躍する橋本麻紀さんが、極意を伝授する。

 「急な入院なども想定して普段から工夫しておくことが大切です」

 橋本さんによると、次の4つを確保しておきたいそう。

 それは、(1)眼鏡や財布、薬といった「生活必需品」(2)預貯金や生命保険、有価証券、印鑑などの「お金まわり」。これは、いざとなっても慌てないよう、家族と情報共有を(3)身分証のコピーなどを入れた運べるサイズの防災グッズ「もしもの備え」(4)写真など大事なものを集めた「宝物」。これらがどこにあるのか把握できれば、まずはひと安心だ。

 それ以外のモノも自分の基準で選び取っていこう。例えば、引き出しを片づける場合、引き出しの中身を一度全部出す。そして、「いる」「いらない」と二者択一にせずに、「迷う」のカテゴリーを加えると分類がはかどる。元に戻すのは、「いる」ものだけ。「迷う」ものは、「迷い箱」に入れ、半年〜1年後に再び見直そう。

 さらに「いる」ものは使用頻度や用途ごとに分ける。宅配便の用紙とボールペン、粘着テープなど一緒に使うものはセットにしておくと便利。文具など家族で使うものは定位置を決めて、引き出しや容器にラベルを貼るとわかりやすい。出し入れがラクな収納とは、目から膝の高さで奥行きが30〜50センチが目安。よく使うものを収納しよう。「重箱など使用頻度の低いものは押し入れにしまっても問題ない」そうだ。

 シニア世代にとって特に重要な薬の管理に薦めるのは「薬ケース」。フタが軽く開閉がラクで、透明なので飲み忘れも防げる。「加齢とともに細かいものがつまみにくくなるため、取り出しやすい形状のものを選ぶとよいでしょう」(不動産・住生活ライター 高田七穂)