この笑みは何を物語る?(C)日刊ゲンダイ

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「起訴された事実全てを否認し、無罪を主張して参ります」――。49日ぶりに保釈された衆院議員の秋元司被告(48=自民を離党)が14日、記者会見を開いた。昨年12月25日にカジノ誘致を巡る汚職事件で収賄罪で逮捕されて以降、公の場で発言するのは初。議員会館の狭い会議室に詰め掛けた約100人の報道陣の質問は「IR三羽烏」に集中した。

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 逮捕前に秋元被告はその旨を語ったと週刊朝日は報じた。三羽烏の具体名を聞き出そうと、報道陣は質問を畳みかけたが、秋元被告は三羽烏発言について「私はよく分からない」の一点張り。

■萩生田文科相の名前も

 本紙(日刊ゲンダイ)記者が「分かっているのに、分からないのか」と聞いても、首を大きく振りながら「いやあ、全く分かりません。他人の件は分からない」と、半笑いで全面否認。ジャーナリストの横田一氏は現職閣僚の具体名を挙げて踏み込んだ。

「萩生田光一さん(文科相)は米カジノ事業関係者から政治資金パーティー券の購入を受け、IRの区域整備に関して明らかにカジノ事業者にプラスになる動きをしている。はるかに賄賂性が高いと思うが、不公平を感じないか」と指摘。すると秋元は不敵な笑みを浮かべ、「まあ、今回は私が事件として扱われているので、自分の事件について戦っていきたい。その思いだけです」と面倒くさそうに答えるのみだ。

 秋元被告は体調不良を理由に約10分で質問時間を打ち切り、会場を後にした。同僚の罪に「だんまり」を貫けば出世できるのが自民の掟。秋元被告も「あわよくば」と思っているのかも知れない。むろん、気が変われば日刊ゲンダイにいつでもご連絡を。