レッズのトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

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若い世代の野球離れはMLBが厳しいメディアルールを設けているからだと批判

 レッズのトレバー・バウアー投手が11日、自身の会社「Momentum」のYouTubeチャンネルを更新。メジャーリーグの現状について不満を露わにし、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏、そしてメジャーの現状について痛烈に批判した。

 バウアーは、自身のツイッターで「あなたが、まったく野球に関して無知であることを証明した。あなたはいい笑い者だよ」と投稿。MLBが提案したとされる“新プレーオフ”についてマンフレッド氏を名指しで批判していた。その後、これだけに留まらずYouTubeで7分近くに及ぶ動画を公開しメジャーの現状についての不満をぶちまけた。

 動画内で右腕はまず、“新プレーオフ”を批判。続けて「コミッショナー、もうちょっと考えてくれよ。試合が見れないのに、どうやって野球に興味をもってもらうんだよ」、「その上、若い年代がたむろしているツイッターでも(ハイライトなどが)見れないなんてね」と、MLBのメディアの使い方が、野球の成長を妨げる原因となっていると指摘した。

 MLBは現在、試合のハイライトなどをネット上でシェアすることに関して、非常に厳しいルールを設けている。このルールにより、ツイッターなどで気軽に動画をシェアすることが出来ず、若い世代が野球離れしていく要因になっていると唱えた。

バウアーがMLBのアドバイザーになるとマンフレッド氏にオファー

 さらに、MLBが近年取り組んでいる、試合時間の短縮やスパイクなどに使用可能な色を制限するルール変更が“無意味”なものと否定。

 野球の他競技に勝る長所が「プレーヤーたちを世にもっと売り出したほうがいい。野球の選手は、他のスポーツリーグより人数が多く、とても国際色豊かだ」と、挙げた上で「最も人気が無いのは、コミッショナーが、どうやって選手を売り出すかなどについて、バカな選択をするからだ」と、マンフレッド氏を痛烈批判した。

 バウアーは「後で、連絡して。僕に連絡することできるでしょう」と、マンフレッド氏に向けてメディア戦略などについて自身がアドバイザーになるとオファー。「多分、僕は罰金支払うように言われるかな」と、皮肉交じりに動画を締めた。(Full-Count編集部)