ハリポタ施設の乱立、勝算は?USJ、としまえん跡地、赤坂も

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2月13日、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が2022年夏からTBS赤坂ACTシアターで無期限上映されると発表された。

『ハリー・ポッター』シリーズ(全7作、静山社)の原作者J.K.ローリングが、脚本家のジャック・ソーン、劇場監督のジョン・ティファニーらと考案した舞台作品。2016年ロンドンでの公演を皮きりに、世界各国でロングラン中だ。物語は、小説『ハリー・ポッター』シリーズの19年後を描く。原作既出キャラクターのほか、ハリーや同級生のドラコ・マルフォイの息子たちが登場する。

『ハリーポッターと呪いの子』がアジア圏で上演されるのは初めて。キャストは日本人を予定しているという。

また、今回の上演は期間を設けない“ロングラン”が前提だ。本作のためにTBS赤坂ACTシアターは2021年より改修工事をはじめ、ハリー・ポッター専用劇場へと生まれ変わる。

しかし公演の封切以降、国内には複数の『ハリー・ポッター』関連施設が乱立することになる。2月3日の報道によると、遊園地「としまえん」跡地で2023年春をめどに『ハリー・ポッター』シリーズのテーマパークが建設される計画だ。また大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)にも、すでに世界観を再現したエリア「The Wizarding World of Harry Potter」がある。

この状況でTBS赤坂ACTシアターでの無期限上映が、客を呼び込み続けることはできるのか。テーマパークに詳しい雑誌編集者は語る。

「『ハリー・ポッター』の集客力は抜群。2014年にUSJでハリーポッターエリアが開業した際には、“10年間で大阪エリア全体へ5兆6千億円の経済効果をもたらす”と言われたほどです。実際にエリアがオープンして1年で、来場者数は前年比28%増加を記録しました(1,350万人)。その後も祭事に合わせたショーやアトラクションのリニューアルを重ねているため、客足が途切れません。無期限上映でもキャスティングや演出を変えるなどして定期的に話題を作ることで、長期的に集客を見込めるのではないでしょうか」

この新しい取り組みがどこまで集客力を発揮するのか、全世界から注目が集まることだろう。