ドコモが会議室の不足、無駄利用を解決する? センサーとAIを利用して空利用の無い会議室管理の実現へ

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日本の企業では会議が多いといわれている。
社内の会議室は予約で常にいっぱい。なかなか会議室の予約が取れないことも多い。
一方で、予約された会議室が実際には使われていないなどの無駄な運用も頻発している。

NTTドコモの「IoTデバイスを使ったAI会議室管理」は、こうした会議室の運用問題を解決するためのソリューションだ。


■オフィスの生産性向上やコスト削減に貢献
現在、多くの企業では、
・会議室の予約が取れない
・会議室の重複予約が発生する
・会議室が予約されたのに使用されてない

こういった非効率な運用が多くみられる。

NTTドコモの「IoTデバイスを使ったAI会議室管理」では、
・IoTデバイスを利用し、会議室の実利用データを収集する
・会議のキャンセル傾向をAIが学習する
・会議のキャンセルを予測する
これらを行うことで、会議室の効率の良い利用をはかることができるという。
会議室の利用を判定するためには、開閉センサー、照度センサー、人感センサーなどのIoTデバイスを使用し、AIによりキャンセルによる空利用を軽減させるという。


左から反時計回りに開閉センサー、照度センサー、人感センサー。

「IoTデバイスを使ったAI会議室管理」のメリットは導入のしやすさだ。
たとえば、ドアに開閉センサー追加すれば、ドアが閉まっている間は会議室が使用されていることがわかり、照度センサーを追加すれば、ライトが付いていれば会議室が使用されていることがわかるといったように、既存の会議室にセンサーを搭載したIoTデバイスを追加するだけで導入できるメリットがある。

現在、NTTドコモではIoTデバイスの開発・販売企業や会議室管理システムの提供企業と連携して、「IoTデバイスを使ったAI会議室管理」の実証実験を進めているという。


開閉センサーを利用した場合の模型。ドアが閉じると、会議室が使用されていると判断される。

NTTドコモでは、「IoTデバイスを使ったAI会議室管理」の本格的な研究を今年度に入ってから開始している。
センサーなどを利用したIoTデバイスで会議室の利用状況のデータを収集し、会議室の利用やキャンセルを学習することで、
・空き室の発生を予見
・リマインドのメールを送信する
などして、空き室の発生を軽減しようという考えだ。

たとえば、会議の開始時間を5分過ぎてドアが閉められていない場合は「会議室は使われていない」と判断し、会議室の予約を解放するといったアクションを行うことも検討されている。

現在「IoTデバイスを使ったAI会議室管理」は、IoTデバイスの開発・販売企業や会議室管理システムの提供企業と連携して実証実験を進めており、実証実験では無駄な会議室を約30%削減できたという。


実証実験では、「IoTデバイスを使ったAI会議室管理」を導入することで、無駄な会議室を約30%削減できたという。

多くの会議室を維持するにはコストがかかる。
会議室の30%の無駄な利用を削減できるのであれば、業務がスムーズに進められだけでなく、会議室を30%減らして業務スペースを増やすなどの改善も可能になる。


ITライフハック 関口哲司