タマネギの食感と辛味が肝。都心の八王子ラーメン

写真拡大

それぞれの地域の人たちに愛されているご当地ラーメン。東京・八王子をはじめ、京都、和歌山、山形のローカルな一杯が23区内で楽しめる。ラーメンを通して、ご当地巡りを楽しんでみるのはいかがだろう。<※情報はラーメンWalker東京2020より>

【写真】ネギびっしりのビジュアルがインパクト抜群の和歌山ラーメン

■ 【八王子】「味幸(みこう) 新宿御苑店」(新宿御苑前) / 2019年4月8日オープン

八王子市西寺方町で、36年続く人気店「味幸」の2号店。タマネギがのった定番の中華そば(750円)をベースに、メニューはトッピングの増量のみと、王道の八王子ラーメン一本で勝負。都心で八王子ラーメンの真髄を味わえると話題だ。

おすすめは「薬味ラーメン」(850円)。レンゲ4杯分の刻みタマネギを使用。やや甘味が感じられる、濃いめな色に対し飲みやすい味わい。キリッとした醤油味のスープが特徴的だ。このほか「チャーシュー麺」(900円)もおすすめ。初来店時はどちらかから選択すると良いだろう。

<住所:新宿区四谷4-31-7 / 時間:11:00〜15:00、17:00〜21:00(各LO) / 休み:土曜の夜、日曜>

■ 【京都】「第一旭 新宿店」(新宿御苑前) / 2018年12月7日オープン

京都の「本家第一旭 たかばし本店」が東京に進出。本店と変わらぬ製法で作られるラーメンに出合えるのが魅力だ。醤油のコクと豚骨の旨味がマッチしたスープと、歯触りのいいストレート麺の、王道京都ラーメンが楽しめる。

おすすめは「ラーメン」(780円)。京都産醤油のタレと、羽釜を使って炊き上げた豚骨、豚の背脂ベースのスープ。醤油の香りと豚骨の旨味、甘味が味わえる伝統の一杯だ。このほか、肩ロース、ウデ、バラと3種類の部位を炊いた柔らかなチャーシューを10枚使用した「特製ラーメン」(1000円)もおすすめ。

<住所:新宿区新宿1-13-7 東宝ビル1F / 時間:11:00〜22:00(LO) / 休み:なし>

■ 【和歌山】「和歌山ラーメン まる岡」(亀有) / 2019年4月25日オープン

店長の東田さんが和歌山の名店「まるイ」で修業し、その味を再現。ネギにも修業元と同じ甘味と香り豊かな九条ネギ系の「緑宝黒葱」を採用している。霧島山麓豚のチャーシューは自家製ダレで長時間煮込んだもので、柔らかくジューシーだ。

おすすめは「定番ネギラーメン」(880円)。丼をおおう、ネギびっしりのビジュアルがインパクト大。コク旨で甘辛なスープが、ネギとも好相性。シメはスープを無料でもらえるご飯にかけよう。また、秘伝のニンニク入りコチュジャンを使った「ピリ辛ラーメン」(880円)も人気だ。

<住所:葛飾区亀有5-20-13 / 時間:11:00〜21:00(LO) / 休み:水曜>

■ 【山形】「煮干し中華そば 山形屋」(竹ノ塚) / 2019年2月4日オープン

店主の故郷、山形ラーメンの飽きのこない味わいをベースに、関東のラーメンのインパクトの強さをかけ合わせたオリジナル。魚介ベースのすっきりとしたスープに豚骨など動物系でコクを与え、バランスを整えている。

必食は「中華そば(こってり)」(750円)。豚骨をメインに、ヒラゴ、イリコ、アゴ煮干しが効いた芳醇なスープに、背脂でコッテリ感をプラス。背脂の甘味でまろやかな味わいに仕上がっている。あと味すっきりの煮干しスープを楽しむなら「中華そば(あっさり)」(750円)がおすすめだ。

<住所:足立区竹の塚3-5-1 / 時間:11:00〜14:30、17:00〜21:00(各LO) / 休み:月曜(祝日の場合は翌日)>

ふるさとの味や思い出の味、旅先のお気に入りのラーメンの味を23区にいながら堪能できる。ここで紹介した店はいずれも、「ラーメンWalker東京」のお墨付き。ぜひ本誌を持って訪れてみよう。

※表記価格は消費税8%時の税込価格となります。2020年1月現在、消費税率が10%に変更され、税込価格が変更となっておりますのでご注意ください。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)