数々の映画やTVドラマに出演し、幅広い役柄をこなす窪田正孝。そんな彼が出演したおすすめ映画をまとめてご紹介。

窪田正孝 プロフィール

窪田正孝は、1988年8月6日生まれ、神奈川県出身。オーディションを経て事務所に所属し、TVドラマ『チェケラッチョ!! in TOKYO』(06)で俳優デビュー・初主演を果たす。再び主演を飾った三池崇史監督作品のTVドラマ『ケータイ捜査官7』(08)は、窪田正孝の出世作の一つとも称されている。

以降、NHK大河ドラマ『平清盛』(12)、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(14)などに出演し、知名度を着実に上げていく。

「ガチバン」シリーズ(10〜14)で映画初主演を果たしたのち、『はさみ hasami』(10)、『ふがいない僕は空を見た』(12)で第34回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞を受賞。以降も、『MARS ただ、君を愛してる』(16)、「東京喰種トーキョーグール」シリーズ(17・19)、『犬猿』(17)など多数の話題作への出演を重ねる。

2020年2月には『ファンシー』、主演を務める『初恋』(2020年2月28日公開)、タイプの異なるラブストーリー2作が公開を控える。

演技力の高さに定評があり、気弱な青年からクールなアウトローまで幅広く演じ分けるほか、スタントなしの本格的なアクションもこなす。実力派俳優の一人として大躍進を続けている。

『ガチバン MAX』(2010)

ヤンキーアクション映画シリーズ「ガチバン」窪田正孝が主演する新シリーズ第1弾。同シリーズは、窪塚俊介、佐野和真、柾木玲弥らが歴代主演を務める。監督の元木隆史は、本シリーズの関連作である「闇金ドッグス」も手掛ける。

東京西部・若王子地区で最強と恐れられるヤンキーの黒永勇人(窪田正孝)は、不良の道を貫くため高校を自主退学。先輩の義男(鈴之助)が頂点を取ったというヤンキーの聖地・渋谷を訪れるが……。

本作が映画初主演の窪田正孝は、キレのあるヤンキー役を熱演。本シリーズでは計12作品に出演し、人気を博した。迫力あるバトルシーンも見どころ。

『飛べ!ダコタ』(2013)

終戦直後の新潟県佐渡島で起きた実話を基に実写映画化。戦争直後のイギリス軍人と日本人の交流を描いた、心温まる人間ドラマ。監督はTVドラマを多数手掛ける油谷誠至が務めた。

昭和21年、佐渡島の海岸にイギリス空軍の要人機ダコタが不時着する。半年ほど前まで敵国であったイギリス人を前に、村人たちは複雑な心境を隠せない。しかし、村長の森本新太郎(柄本明)は、“困ったものを助ける”という精神に従い、彼らを手厚くもてなすことに決める。

窪田正孝が演じた木村健一は、兵学校で足を負傷して出征することなく終戦を迎え、殻に閉じこもって暮らすという役どころ。戦争やイギリス兵に抱く複雑な心境を見事に表現している。

『ST赤と白の捜査ファイル』(2015)

今野敏の警察小説を原作とした同名TVドラマシリーズの劇場版。単発スペシャル版で演出を担当し、「カイジ」シリーズを手掛ける佐藤東弥が監督を務めた。警視庁の特殊な科学特捜班・通称STの面々が、難事件解決に奔走する姿を描く。

犯罪者の脱走を企てた天才ハッカー・鏑木(ユースケ・サンタマリア)が焼死体で発見される事件が発生。事件の容疑者として、STのリーダー・赤城左門(藤原竜也)が逮捕されてしまう。赤城の無実を信じて独自に捜査を進める百合根(岡田将生)は、新種のコンピューターウイルスが事件と関連していることに気づく。

窪田正孝はドラマ版に続き、STのメンバーの1人である黒崎勇治を演じた。人並外れた嗅覚を持ち、寡黙で、さまざまな武術に長けている。キレのあるアクションシーンにも注目したい。

『エイプリルフールズ』(2015)

大人気TVドラマ「リーガルハイ」シリーズの石川淳一監督と脚本家の古沢良太がタッグを組んで送るオリジナル作品。エイプリルフールである2015年4月1日の東京を舞台に、ささいな嘘が巻き起こす騒動を描いた群像コメディ。

対人恐怖症の清掃員・新田あゆみ(戸田恵梨香)と、彼女の一夜限りの相手の天才外科医・牧野亘(松坂桃李)。不器用な誘拐犯の宇田川勇司(寺島進)と、彼に誘拐される少女・江藤理香(浜辺美波)。エイプリルフールについた総勢27人の嘘が複雑に絡み合い、予測不能の事態へと発展する。

窪田正孝が演じたのは、友人からゲイであることをカミングアウトされる大学生・松田。それに応じてしまい、あるハプニングに巻き込まれる。

『ラストコップ THE MOVIE』(2017)

ドイツの人気刑事ドラマをリメイクしたTVドラマ『THE LASTCOP/ラストコップ』の劇場版。30年の昏睡睡状態から目覚めた熱血刑事と草食系の若手刑事がバディを組み、事件解決に挑むさまを描く。監督は、TVドラマ版の演出を手掛け、『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』の監督を務めた猪股隆一が担当。

自身の力に限界を感じ始めた刑事の京極浩介(唐沢寿明)は、自分の生き様を相棒の望月亮太(窪田正孝)に託そうとする。そんな矢先、最新の人工知能による大事件が発生し、京極はある決断に踏み切る。

ドラマ版に続き、京極の相棒・望月を演じた窪田正孝。京極とのハイテンションな掛け合いや、派手なアクションシーンなど、憎めないキャラクターを魅力たっぷりに演じている。

『東京喰種 トーキョーグール』(2017)

石田スイによる大人気同名コミックを実写映画化。2019年には続編も公開された。監督は『サヨナラまでの30分』などの萩原健太郎が務めた。人間を捕食する怪人“喰種(グール)”と人間のハーフになった青年と、彼を取り巻く人々の生き様を描いたダークファンタジー。

平凡な大学生の金木研(窪田正孝)は、不慮の事故で喰種の臓器を移植され、人間でありながら人を喰らう“半喰種”となってしまう。自身の運命に苦悩する金木は、喰種が集まる喫茶店で働き始めるが、やがて喰種を駆逐する人間たちと対峙することになる。

原作者・石田スイの希望で主演に抜擢された窪田正孝は、その大役を見事に表現。人間と喰種の間で葛藤し、もがき苦しむ半喰種の金木(カネキ)を演じ、原作ファンからも高い評価を得ている。バトルシーンでは、窪田が得意とするアクションも堪能できる。

『犬猿』(2017)

『ヒメアノ〜ル』『銀の匙 Silver Spoon』などの吉田恵輔が監督・脚本を務めたオリジナル作品。容姿も性格も正反対の2組の兄弟・姉妹の複雑な関係と対立を描いたヒューマンドラマ。

印刷会社で働く真面目な弟・金山和成(窪田正孝)は、乱暴者で逮捕歴がある兄の卓司(新井浩文)を恐れている。実家の印刷所を営む幾野姉妹。容姿は悪いが仕事ができる姉の由利亜(江上敬子)は、仕事ができないが美人で愛想が良い妹の真子(筧美和子)を疎んでいる。元々相性が悪い兄弟・姉妹の関係は、ある出来事をきっかけに大きく崩れていく……。

主演の窪田正孝が演じたのは、親の借金を返しながら地道に働く真面目な青年・金山和成。普段はおとなしく気が弱いが、兄に向けて感情を爆発させる。兄弟間ならではの複雑な感情を見事に表現し、話題を呼んだ。

『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018)

空知英秋の大人気コミックを実写映画化した『銀魂』の続編。1作目の『銀魂』『斉木楠雄のѰ難』などを手掛けるヒットメーカーの福田雄一が監督・脚本を手掛けた。宇宙から来た天人に支配された江戸を舞台に、万事屋を営む侍・坂田銀時と、彼を取り巻く人々の騒動を描く。

金欠にあえぐ万事屋の坂田銀時(小栗旬)ら3人はアルバイトを試みるが、行く先々で将軍徳川茂茂(勝地涼)に遭遇してしまう。同じ頃、特殊警察・真選組は内紛によって窮地に追い込まれ、将軍も巻き込む大騒動に発展する。

窪田正孝が演じたのは、伝説の剣豪・河上万斉。クールなキャラクターを、原作に忠実に、コミカルさも交えながら演じている。

『Diner ダイナー』(2019)

平山夢明の小説「ダイナー」を、『ヘルタースケルター』『さくらん』などの蜷川実花が実写映画化。殺し屋専用のダイナーで繰り広げられる壮絶なバトルと人間模様を描く、新感覚サスペンス。

闇の組織に売られたオオバカナコ(玉城ティナ)は、天才シェフ・ボンベロ(藤原竜也)が支配する殺し屋専用のダイナーで働くことに。強烈な個性を放つ殺し屋たちが続々と食事訪れ、殺しのゲームが展開されていく。

窪田正孝が演じたのは、全身傷だらけの殺し屋・スキン。カナコに優しく接し、ダイナーから助け出そうとするが、実はある秘密を抱えている。普段の紳士的な振る舞いと、狂人と化した際のギャップが凄まじく、個性派ぞろいの俳優陣の中でも強い存在感を放っている。

『初恋』(2020年2月28日公開)

『悪の教典』「土竜の唄」シリーズなどの三池崇史が監督を務めたオリジナル作品。窪田正孝を主演に迎え、TVドラマ『ケータイ捜査官7』以来のタッグを組む。余命宣告を受けた天才プロボクサーの一夜を描いた、規格外のラブストーリー。

天涯孤独の天才プロボクサー・葛城レオ(窪田正孝)は、格下の相手に負けた試合後の診察で、余命僅かとの宣告を受ける。失意のどん底の中で歌舞伎町をさまようレオは、偶然出会った少女・モニカ(小西桜子)を助けることになるが、それは悪徳刑事の大伴(大森南朋)とヤクザたちから追われることを意味していた。

主演を務めた窪田正孝が演じたのは、孤独な天才ボクサー・葛城レオ。アンダーグランドの世界での怒涛の展開と、欲望渦巻く繁華街で出会った孤独な二人の一夜の結末から目が話せない。2020年2月28日公開予定。

【文・ココネコ】

(C)「飛べ!ダコタ」製作委員会(C)2015 映画「ST赤と白の捜査ファイル」製作委員会(C)2015フジテレビジョン(C)2017映画「ラストコップ」製作委員会 Based on the German TV series “DER LETZTE BULLE”, distributed by Red Arrow International(C)2018「犬猿」製作委員会(C)2019 映画「Diner ダイナー」製作委員会(C)2017「東京喰種」製作委員会 (C)石田スイ/集英社