感謝の気持ちを、花言葉に込めて伝えたい。渡邊圭祐と過ごすフラワーバレンタイン

きょうは楽しみにしていたバレンタインデート。花に囲まれたカフェで、彼は幸せそうな表情を浮かべてハーブティーとフラワーパフェを見つめる。途中、おもむろに席を立った彼が手にしていたのは、春らしい甘い香りを放つスイートピーの花束。突然のプレゼントと感謝の言葉に、彼への想いがさらに高まった――。

撮影のシチュエーションを聞き、照れくさそうに笑顔を見せる渡邊圭祐。

『仮面ライダージオウ』ではクールでミステリアスなウォズを演じて一躍話題になったが、1月から放送中のドラマ『恋はつづくよどこまでも』では、血を見るのが苦手というヘタレキャラの新人看護師を演じ、新しい一面を見せている。

デビューからまだ1年半。特撮の現場で学んだことを生かし、新たな挑戦をする渡邊の今を聞いた。

撮影/祭貴義道 取材・文/李 有眞 制作/iD inc.
スタイリング/吉本知嗣 ヘアメイク/SHUTARO
衣装協力/カーディガン¥38,000、シャツ¥28,000(共にトゥモローランド tel.0120-983-522)、パンツ¥32,000(ワイ.オー.エヌ./スタジオ ファブワーク tel.03-6438-9575)、靴¥34,000(リーガル シュー&カンパニー tel.03-5459-3135)
撮影協力/青山フラワーマーケット 赤坂Bizタワー店(東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー1F tel.03-5574-6177)、Aoyama Flower Market TEA HOUSE 赤坂Bizタワー店(東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー1F tel.03-3586-0687)

「2020バレンタイン」特集一覧

東京を見下ろせるような、高層階のレストランに憧れる

前回は「スイーツ男子」特集にご登場していただきました。
かき氷を食べさせてもらって、「冷たい〜!」って顔をくしゃっとさせている写真がファンの方に刺さったみたいで(笑)。

SNSを通して「この写真、好きです」みたいなコメントをたくさんいただきました。『仮面ライダージオウ』で演じていたウォズがクールな役柄だったので、人間らしい一面を見せられたのがよかったみたいです。
甘いものってあまり食べられないんでしたよね?
そうですね。でも最近になって、よく食べるようになってきた気がします。「今、脳みそが動いてないなあ」ってときとか。自分へのご褒美みたいな感覚というか、無意識に糖分を取ろうとしてるんですかね?
どんなものを召し上がるんですか?
コンビニスイーツが多いですね。ホワイトチョコレートがコーティングされているバームクーヘンとか、ふわふわのどら焼きとか。
今回はバレンタインデーが近いこともあり、男性から女性に花を贈る「フラワーバレンタイン」というテーマで撮影させていただきました。
そういうことができる人ってなかなかいないと思うので、素敵だなって思います。バレンタインに関しては期待するばかりですから、男性は(笑)。
海外だと男性から女性にプレゼントをする流れが一般的ですが、日本は女性から男性にというケースが多いですよね。
海外から日本に、どんな経緯でバレンタインのカルチャーが入ってきたのか気になりますね。男性が都合のいいように変えてたりして(笑)

個人的にはチョコレートに限らず、お花をあげてみるのもいいなって思いました。
選んだお花はスイートピーでした。
お店の看板に、スイートピーの花言葉が「門出」って書いてあって、春らしくて素敵だなと思って。あと、旬の花だそうで香りもすごくよくて。
素敵な花言葉ですね。
女性にお花を贈ること自体が、僕にとってはロマンティックすぎるというか、照れ臭いところがあるんですけど、「門出」っていう花言葉は「新しい門出を応援するよ」とか、よりフランクに気持ちを伝えられるのがいいなと思ったんですよね。

ロマンティックなバレンタインデーにももちろん憧れはありますが、普段言えない小さな感謝を伝えることができるイベントなんじゃないかなって思いました。
ロマンティックなバレンタインデーにするなら、どんな過ごし方が理想ですか?
高層階のレストランで、女性とディナーを楽しむっていう。絶対に僕は行かないんですけどね、ガヤガヤしたところでお酒を飲んでいるほうが性に合うので(笑)。だからこそ、東京を見下ろせるようなガラスばりのレストランに憧れます。

そして、赤いバラを渡して「ハッピーバレンタイン」って。シャンパンのグラスをチンッと鳴らしてエンディングに入るような…ってなんの話ですかこれ(笑)。まずは、あげる相手を見つけるところから始めたいと思います。
パフェと一緒にハーブティーも飲んでいただきました。
初めて飲んだんですけど、レモングラスの香りが広がって、本当にリフレッシュされました。ハーブを愛する「ハーブ男子」を流行らせたいですね。

僕の感覚からすると、ハーブティーを飲みに行くって、まだまだ敷居が高いんですけど、広まれば広まるほど分母が増えるから抵抗もなくなるかなと思って。もっと気軽にひとりでも飲みに行きたいです。

バレンタインの日は、かばんの中身を少なめにしていた

バレンタインデーの思い出を教えてください。
びっくりするくらいないんですよ。僕も言いたいんですよ? もらいすぎて下駄箱パンパンでした、とか。

えっと…最高は7個とかでしたね。
それって、かなりもらってるほうなのでは!?
いやいや、内訳を聞いてください!

まず、バスケ部のマネージャー3人から。
それは本命?
いやいや、まさか。部員としてみたいな感じでした。それと、バスケ部の先輩が、なぜかみんなにティラミスを作ってきてくれて、4つ。

あとは、お母さんとお姉ちゃんとおばあちゃんです(笑)。
これまで本命チョコレートをもらったことは?
小学生のときはありました。4年生くらいのときにもらって、お母さんに「ちゃんとお返しをしなさい」って言われて、買ってきてもらったお返しをスッと渡して終わり、みたいな。それくらいです、僕のバレンタインの思い出は。
毎年期待はしていました?
もちろん、ソワソワしてましたよ!

机の中とかかばんの中に入ってたって友達もいて。もらいすぎて紙袋に入れて持ち帰ってる子もいました。僕もかばんの中身を少なめにしてたんですけど…でも全然もらえなかったなあ。

部室で「なんで俺、先輩が作ったティラミス食ってんだろ」って。
そんな渡邊さんが、バレンタインに渡されて嬉しいものは何ですか?
そうだなあ…置きものとか? 形として残るもののほうが、目にしたときに相手のことを思い出せるので。

もっとカジュアルでもいいですね。そこまで準備とかしてもらうと申し訳ないので。きょうはバレンタインだから、はいどうぞって市販のチョコレートくれるとか。
カジュアルでもいいのは、ホワイトデーのお返しを軽くしたいからだったりして。
バレましたか(笑)。

そうそう、このあいだ現場でスタッフさんと話していたんですけど、ホワイトデーって春休みとかぶることが多いから、返すタイミングが難しいよねって。「あのとき、返せなかったのはしょうがなかったんです」と、世の男性を代表して言い訳をしておきます。
▲渡邊さんが食べたのは、バラのゼリーに花びらを散らした『フラワーパフェ』935円(税込)と、レモンバーム・レモングラス・スペアミントなど5種のフレッシュハーブをブレンドした『フレッシュハーブティー』825円(税込)

『令ジェネ』撮影は、やりきったという満足感が強かった

前回の取材は8月でしたが、『仮面ライダージオウ』が終わった実感はまだないとおっしゃっていましたね。
あのときは『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の撮影やイベントなど、ウォズとしての仕事が残っていたので、実感がなかったんです。
イベントで披露されていたウォズのキャラクターソング『Black & White』がとてもお上手だと話題になっていました。歌は練習されていたんですか?
いや、何もやっていないですよ。あれは僕のキーに合わせて曲を作ってもらったので、出しやすいから上手く聞こえるだけです。
堂々とした歌声がカッコよかったです。
ありがとうございます。

レコーディングのとき、ウォズっぽく歌ってくださいと言われたんですよ。僕の前にジオウ(演/奥野 壮)、ゲイツ(演/押田 岳)、ツクヨミ(演/大幡しえり)が曲を出していて、そのときはキャラクターを意識してと言われたことはなかったそうなんですが…。僕だけなぜ?って思いながらも、ウォズを意識した歌い方を心がけました。
現在、映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(『令ジェネ』)が公開中ですが、ウォズとしての節目となる映画の撮影はいかがでしたか?
映画の撮影中に『仮面ライダーゼロワン』メンバーがスタッフさんと話していて、あ、こうやって変わっていくんだなって、やっと実感したんですよね。

感覚的には寂しさというよりも、やりきったなという満足感のほうが大きかったです。これで次に行けるなって意識を持てたので。
撮影終了後、生活面で変化したことは?
とくになかったです。朝は相変わらずずっと早かったですし。
『ジオウ』のオーディションを受けていなかったら、カナダに留学をしていたかもとお話されていましたが、この1年のドラマチックな変化をご自身ではどのように感じていらっしゃいますか?
ははは(照れながら)。あれよあれよという間にって感じで自分でもびっくりしているんですけど、僕以上に地元(仙台)の人たちがびっくりしてます。

仙台の駅前に飲みに行ったりすると、大抵知り合いがみんないるんですけど、年末年始に帰省したときもみんなと挨拶して。応援してるよって声をかけてくれて、仙台はあったかくていいなあってパワーをもらいました。
今でも、海外に行ってみたい気持ちはある?
海外っていいなとか、住みたいって思うことはあるんですけど、その選択をしていないから今があるわけで。

あのとき留学することを選んでいたら、それはそれで幸せだったんだろうなって思います。どの選択をしても間違いはないと思うので、後悔はないですね。

感情の起伏を激しく演じて、役のまっすぐさを表現した

1月から放送中のドラマ『恋はつづくよどこまでも』は、新人看護師の佐倉七瀬(演/上白石萌音)と、超ドSな医師・天堂 浬(演/佐藤 健)のラブストーリー。渡邊さんは、七瀬の同期でヘタレキャラの看護師・仁志琉星役を演じられています。
出演が決まったときは、やったー!って喜びました。

『仮面ライダー』の次に別の作品に参加させてもらうのって、すごく重要なことだと思っていたので。ありがたかったです。
『ジオウ』の共演者にも報告されたんですか?
壮と岳には報告して、ふたりとも「いいなー!」って言ってました。

たしかに毎週、夜にドラマに出られるっていうのは本当にありがたいことなんですよね。僕たちの仕事ってやっぱり露出し続けていないと、認知してもらえないじゃないですか。認知されればされるほど、物語も入ってきやすくなると思うし。
というのは?
ドラマを見ながら「この人誰?」って思われていたら、視聴者が物語に入り込むスピードが一歩遅れてしまう気がするんですよね。
仁志は血を見るのも苦手なキャラですが、演じるうえで工夫したところはありますか?
仁志くんは頼りなくてナヨナヨしていて、不器用なんですけど、まっすぐな男の子。プロデューサーさんも、ダメな男だけど、みんなから愛されるような人にしたいと言っていたので、感情の起伏を激しめに演じて、彼のまっすぐさを表現しています。

あと、僕もそうですけど、人にヘタレって思われたくないじゃないですか。思われたくないことを思われにいくっていうのは、新しい挑戦でしたね。
渡邊さんの新たな一面を見ることができますね?
そうですね。僕と仁志くんは真逆のタイプだと思います。

普段の僕は大声を出すことはないので、叫ぶ仁志くんを見ながら、楽しんでもらえたらなと思います。
ご自身的には、淡々と話すクールなウォズと、仁志みたいに感情をオープンにしたキャラクターのどちらが演じやすかったですか?
(即答で)ウォズですね。

けっこうぶっ飛んだキャラクターではありますけど、温度感とかは合いそうだし、友達になっても楽しく過ごせるんだろうなって思います。

仁志くんは一緒にいると疲れそうですね。でも可愛がりたくなるような後輩みたいな。勝手に後輩とか決めちゃってますけど(笑)。

僕の周りにも仁志くんみたいな人ってあまりいなくて。だから映画とかドラマとか、いろんなものからイメージを膨らませました。

『ジオウ』のおかげで、撮影中のポジショニングは完璧!

主演の天堂 浬役は、『仮面ライダー』の先輩でもあり、事務所の先輩でもある佐藤 健さんです。現場ではどんなお話を?
演技のこととか深い話もできたら嬉しいんですけど、なかなか一緒の時間がなくて。好きな食べものの話ばっかりしてます(笑)。

こないだ、たまたまメイクさんがニンジョムっていう台湾ののど飴を持っていたので、これおいしいですよねって僕が言ったら「なんで俺が知らなくてお前が知ってんだよ(笑)」ってツッコまれました。メイクさんから一粒ずついただいて一緒に食べたんですが、それ以来、健さんのお気に入りになったみたいです。
おいしいんですか?
めちゃくちゃおいしいんですよ! 台湾だとコンビニとかで売ってるらしいんですけど、日本では見たことないですね。
和やかな雰囲気の現場なんですね。
めっちゃハートフルな現場ですね。

上白石さんが終始笑顔なんですよ、いちばん疲れているはずなのに。みんながふわっと幸せのオーラに包まれるような感じになるんです。

一方で健さんが現場に入ると、いい意味で引き締まるというか。上白石さんと健さんという別の色を持ったふたりが現場にいて、緊張感もありながらハートフルっていう、いい塩梅の現場になっています。
特撮の現場を経験した渡邊さんとしては、新鮮でしたか?
『ジオウ』の現場は、その道のプロみたいな人が集まっているので、僕らみたいな若手にも慣れていますし、また違う雰囲気がありますね。

今回の現場に入って、これからは現場ごとの色に対応してやっていくんだなっていうことに気づけたのも嬉しかったです。
俳優としての成長を実感できたことはありましたか?
すごく初歩的なことではあるんですけど、場ミリ位置(撮影のための立ち位置)にピっと入れるようになったのは『ジオウ』の現場で叩き込まれたから。今回の現場でも生かせていると思います。

このあいだも、片瀬那奈さんと香里奈さんとの3人のシーンがあったんですけど、カメラが僕越しにおふたりを抜いているっていうところで、完全に場ミリ位置に入ることができていて、もう今思い出しても完璧なポジショニングでした(笑)。
渡邊さんのポジショニングも意識しながらドラマを楽しめたらと思います(笑)。最後に、今年の目標を教えてください。
去年、自分の仕事をするペースを掴んだというか。役者としての土台作りができた1年だったなと思うんです。

なので、今年はそこからどれだけ高く飛べるかっていう挑戦の年にしたくて。ありがたいことにいろいろな作品に携わらせていただけそうなので、しっかりとチャンスをものにしたいです。
渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ)
1993年11月21日生まれ。宮城県出身。大学在学中からモデルとして活躍。大学卒業後、『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系)のオーディションに参加し、ウォズ役に抜擢。初のTBS連続ドラマ出演となる『恋はつづくよどこまでも』(TBS系 毎週火曜22:00〜22:57)が放送中。

「2020バレンタイン」特集一覧

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、渡邊圭祐さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2020年2月12日(水)18:00〜2月18日(火)18:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/2月19日(水)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから2月19日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき2月22日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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