柏レイソルMF神谷優太

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[2.9 ちばぎんカップ 千葉0-2柏 フクアリ]

 与えられた時間は後半アディショナルタイムのみ。アピールの場は、わずかだった。しかし、柏レイソルMF神谷優太は限られた時間の中で、爪痕を残そうと懸命にプレーした。

 MF江坂任に代わってピッチに送り込まれたのは後半45分。アディショナルタイムにはカウンターの好機を迎え、必死にゴール前へと走り込んだ。そしてCKではキッカーを務め、その流れで右サイドに構えると、ボールを積極的に呼び込んでクロスから得点を生み出そうとした。

 限られた状況での、わずかなアピールだったかもしれない。しかし、「キャンプではハイパフォーマンスを見せられたと思うし、自信につながっている」と新天地で確かな手応えを得ており、「守備も大事だし、点を取ること、攻撃にアクセントをつけることが大事。戦術理解を深めれば試合に出るチャンスも多くなっていく」と定位置奪取に向けて闘志を燃やしている。

 東京五輪世代の神谷は、森保一監督就任後、初の活動となった17年12月のM-150杯では背番号10を背負い、キャプテンマークも託された。しかし、ここ5度の活動での招集はなく、同代表から約7か月遠ざかっている。サッカー人生において「最終目標はそこ(東京五輪)ではない」と答えつつも、当然、「五輪出場は目指している」。そして、メンバーに入るために重要になるのは、クラブでの結果。それは十分に理解している。

「(五輪)メンバーに選ばれるには、間違いなく、ここで試合に出続けて結果を残さないといけない。まずは、このチームでタイトル獲得のために必死に戦うのが一番だし、一番の目的はこのチームでタイトルを獲ることだと思っている。僕自身は結果を残し続け、チームのために戦っていきたい」

 J1リーグ開幕まで、あと2週間。「ライバルは多い」というレギュラー争いを制し、ピッチに立つ機会をつかみ取りたい。

(取材・文 折戸岳彦)