神戸での船出となる試合で、挨拶代わりの先制点を決めたFWドウグラス。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[ゼロックス杯]横浜3−3(2PK3)神戸/2月8日(土)/埼玉スタジアム2002
 
 今季から神戸に加わった新助っ人アタッカー・ドウグラスが、今シーズンの新天地での初戦で圧巻の先制ゴールを挙げた。
 
 得点は27分だった。左サイドからMFアンドレス・イニエスタが相手DFの間を通すスルーパスを供給すると、これに、後ろからトップスピードで駆け上がってきたドウグラスが受け、角度のない所から左足を振り抜き、逆サイドのネットに突き刺して見せた。
 
 横浜がボールを握る展開が続く中で、流れを取り戻す貴重な先制点。ドウグラスは得点シーンについて以下のように振り返った。
 
「私たちが高い位置でインターセプトして、(古橋)亨梧からアンドレス(・イニエスタ)に出して、アンドレスがふたりを引きつけてくれたので、スペースが出来て、動き出したら良いボールが出てきました。あとはコントロールして、逆サイドに流し込むだけでした」
 
 得点の起点となったのは、イニエスタからの良質なパスだった。ドウグラスのランニングスピードに合わせた絶妙な強さのスルーパスを、DFの間の狭い隙間を通し、ゴールをお膳立てした。世界的クラックからのラストパスで神戸での初ゴールを決めたことに関し、ドウグラスも喜びを隠せない様子だった。
 
「彼と出来ることは本当に幸せなことだと思っていますし、神戸での1点目が彼からのパスを受けてのゴールだということはなおさら嬉しいことです。ただ、今日一番大切なのは勝てたことですから、今日ここで勝てたということはACLでの自信に繋がると思います」
 
 それでも、一番は重要なのは「今日勝てたこと」だとすぐさま訂正したドウグラスは、もうすでに次を見据える。中3日の12日には、はやくもACLグループステージの第1戦が待っているのだ。
 
「(ACLは)とても大事なコンペティションですから、(自分が)点を取る取らないよりも勝たなければいけないと思います。ホームスタートで、絶対に勝たなければいけない試合なので、勝つ準備をみんなでしていきます」
 
 神戸での船出となったゼロックス杯で、挨拶代わりの鮮烈ゴールを挙げたドウグラス。今後さらにイニエスタらとの連係を深めていくことになれば、J1得点王も夢ではない。
 
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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