はがきと同額で書き込めるスペースが大きい郵便書簡

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 はがきと同じ値段なのに、文字を書くスペースが大きく、紙類の同封もできる−。今年に入り、封筒と便せんの役割を兼ね備えた日本郵便の商品「郵便書簡(ミニレター)」がツイッターでやにわに注目を集め、「価格バグを起こしている」「リーズナブルですね」と書き込みが相次いだ。あまり知られていないそのお得感を改めて紹介する。

【図表】はがきと郵便書簡の料金改定の経緯

 郵便書簡ははがきの一種。住所や宛名、差出人を書く面の裏側はけい線が引かれ、便せんとして文章が書き込める。折りたたんで封をすれば、そのまま郵便に出せる。

 文字を書く面積は約390平方センチ。日本郵便は「はがきの3倍のスペースを持った、封筒兼用の便せんです」とホームページでアピールしている。封筒状なので、重さ25グラムまでであれば、写真やメモなどを同封することができるという。

 現在の郵便書簡は1966(昭和41)年、郵便料金体系の改正に伴い導入された。当時ははがきの料金が7円だったのに対し、郵便書簡は2倍以上の15円もした。やがて郵便料金全体が値上げされ、元号が「平成」となった89年には、はがきの41円に対して郵便書簡は50円と価格差が縮まった。さらに、2017年の料金改定では62円でとうとう同額となり、郵便書簡のコスパが増した。ちなみに、19年10月の消費税増税の際も、そろって63円に値上げされている。

 ツイッターでは、郵便書簡のもう一つの特長も紹介されている。「簡易書留も付けられる」という利点だ。日本郵便によると、速達をはじめ一般書留や簡易書留、内容証明など11種類のサービスを付加できるという。

 メールや会員制交流サイト(SNS)全盛の時代だが、時にはお得な郵便書簡で手書きの便りを出すのもおしゃれかもしれない。

(まいどなニュース/京都新聞・浅井 佳穂)