キャンプの対外試合で4戦連発中のレオナルド。早くも爆発の予感を漂わせている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 浦和レッズは沖縄県で実施している第2次キャンプ中の6日に、東京ヴェルディと35分ハーフでトレーニングマッチを行なった。4-1で勝利したゲームは、前後半でほとんどのメンバーが入れ替わったが、後半に出場したFWレオナルドは対外試合で4試合連続ゴール。興梠慎三や杉本健勇といった、昨季からの戦力とも融合する姿を見せている。

 3日にギラヴァンツ北九州と行なったトレーニングマッチでは、レオナルドは興梠と共にプレーする時間が長かった。その中では、右サイドに開いた興梠からのラストパスに抜け出してGKとの1対1を決めるゴールがあった。そしてこの日は、後半に杉本と2トップを組んで出場。レオナルドから杉本に出したパスを、杉本がスルーした先に3人目の動きで飛び出した汰木康也が得点し、さらにはカウンターの局面で杉本のラストパスをレオナルドが得点する場面があった。

 レオナルドは浦和のFW陣について「それぞれにスタイルは違うけど、能力の高い選手たちで、素晴らしいシーズンを送れると思う」と話していた。そして、興梠と杉本が話したレオナルドの印象で共通しているのが「意外とひとりで全部やろうとしないで、周りを使う」というものだった。

「足もと、というよりもゴール前に張りつく感じもあるのかな。シュートのところまでの持っていき方がうまくて、組み立てというよりフィニッシャーという感じ。僕の方でボールを引き出した方が向こうもやりやすいと思う」(興梠)

「レオは背後の抜け出しで裏をいつも狙っているので、自分のところに入ったら走り出しを見るとは言っているので。逆に向こうが持った時も自分の方を見てくれているので、パスがズレることもあるけどその要求し合うところはうまくいっていると思う。ハッキリと縦関係になっているわけでもないので、出入りしながらというのを繰り返してやれていると思う」(杉本)

 今季は4バックに取り組んでいる中で、前線からのプレッシングもFWに求められる要素の1つになるが、レオナルドが相手のバックパスに猛然と襲い掛かる姿には迫力がある。その上で、2トップのコンビを組む回数が多くなりそうな選手たちとのコンビネーションも向上を見せていると言える。

 ガイナーレ鳥取でJ3、アルビレックス新潟でJ2と、カテゴリー違いとはいえ2年連続で得点王を獲得してきたストライカーは、今季の目標に「23点。それくらいがJ1得点王のアベレージになっていると思う」と、すでに“3年連続”の得点王を見据える。浦和の万能型ストライカーにして絶対的なエースとして君臨してきた興梠や、加入2年目で本領発揮が期待される杉本との連係が確立されつつあることは、レオナルドが活躍する下地ができ始めていると言えるのではないだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部