イニエスタ(右上)、仲川(右下)、チャナティップ(左下)、そして昌子(左上)。2020年シーズンのJ1を間違いなく沸かせるだろう主役候補たちだ。(C)SOCCER DIGEST

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 今週土曜日にゼロックススーパーカップが開催され、来週末にはルヴァンカップが開幕。そして2週間後の2月21日にはいよいよ、J1リーグの2020年シーズンが幕を上げる。

 今季を戦うスカッドがほぼ固まったこのタイミングで、お届けするのが恒例の「推定市場価格ランキング」だ。世界中のプロフットボーラーの「推定市場価格」を独自の集計方式で算定しているのが、ドイツの移籍情報専門サイト『transfermarkt』。近年はアジアやアフリカ地域のデータ収集に力を入れており、いまでは日本サッカーもJ1からJ3、さらにはJFLに至るまで、さまざまなデータが網羅されている。

 はたしてJ1を彩る森保ジャパンの国内組メンバー、東京五輪を目ざす俊英たち、さらには特大の期待を背負う新戦力・新助っ人らの「評価額」はいかほどなのか──。

 昨年に続いてトップ評価を得たのは、やはり稀代のクラックだった。ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタで、その評価額は400万ユーロ(約5億円)。1年前より275万ユーロのダウンで、2012年8月のピーク値(7000万ユーロ)と比べるとかなりの落差だが、35歳という年齢を考えれば堂々たる数値と言える。今季はACLでもその妙技を拝めそうで、ファンにとっては楽しみがまた増えた格好だ。

 2位と3位も昨年と同じ人物が食い込んだ。イニエスタに続いたのは、名古屋グランパスFWジョーで320万ユーロ(約4億円)。こちらは現在、母国ブラジルの名門フラメンゴへの移籍などが頻繁に取り沙汰されており、去就がやや不透明な状況下にある。3位にはファブリシオ(浦和レッズ)が入り、ジョーとの差がわずか10万ユーロ差の310万ユーロ(約3億8750万円)という評価額だ。

 そして4位に付けたのが、トゥールーズ(フランス)からガンバ大阪への完全移籍が完了したばかりの昌子源。300万ユーロ(約3億7500万円)の値踏みで、昨季のJ1リーグMVP&得点王に輝き、飛ぶ鳥を落とす勢いの仲川輝人(横浜F・マリノス)の280万ユーロ(約3億5000万円)を抑えて、日本人トップの座を掴んだ。

 
 北海道コンサドーレ札幌のタイ代表MFチャナティップは、1年前が150万ユーロ(約1億8750万円)で41位タイだったのに対し、今回は大幅アップの240万ユーロ(約3億円)で8位に躍進した。自身の夢である欧州挑戦に向け、着実に歩を進めている印象だ。

 50位タイまでにエントリーしたのは56選手。チーム別に見ると浦和が最多の7名で、個のタレント力が相変わらず高い。神戸の6名が次いで多く、セレッソ大阪、鹿島アントラーズ、そして横浜がいずれも5名をトップ50に送り込んでいる。なかなか20歳前後の若手の数値が伸びにくい推定市場価格だが、56名のなかで東京五輪世代が32位タイの遠藤渓太(横浜)ただひとりというのは、やはり寂しい結果だろう。
 J1リーガーの最新「推定市場価格ランキング」トップ50は以下の通りだ。

1位 アンドレス・イニエスタ(神戸) 400万ユーロ(約5億円)
2位 ジョー(名古屋) 320万ユーロ(約4億円)
3位 ファブリシオ(浦和) 310万ユーロ(約3億8750万円)
4位 昌子 源(G大阪) 300万ユーロ(約3億7500万円)
5位 仲川輝人(横浜) 280万ユーロ(約3億5000万円)
6位 クリスティアーノ(柏) 250万ユーロ(約3億1250万円)
6位 マルコス・ジュニオール(横浜) 250万ユーロ
8位 チャナティップ(札幌) 240万ユーロ(約3億円)
9位 清武弘嗣(C大阪) 230万ユーロ(約2億8750万円)
9位 土居聖真(鹿島) 230万ユーロ
9位 谷口彰悟(川崎) 230万ユーロ
12位 小林 悠(川崎) 220万ユーロ(約2億7500万円)