九州一の繁華街、福岡・天神地区の2つの商業施設が閉店する。「天神ビブレ」と「天神コア」だ。天神ビブレ8階の「ビブレホール」は、福山雅治やミスターチルドレンなどがライブを行うロックの殿堂、天神コアは福岡の109とも言われる若者のファッション拠点だ。

閉店に周辺の商業施設10軒が垂れ幕でエールを送っている。「ソラリアプラザ」は「たくさんの思い出をありがとう。天神カルチャーを引き継ぎます」、「イムズ」は「コアで(ビ)ブレない天神のライバルよ、永遠に」とメッセージを掲げている。

社会学者の古市憲寿「本当にエールですかね。ありがとうって、倒産してくれてありがとうなのでは」と皮肉ると、山夕貴アナは「違いますよお」と、ほかの垂れ幕も紹介した。「ソラリアステージ」は、天神コアが4年後に再開発されて戻ってくることを受けて、「新しい天神でまた会いましょう」と書いた。

街の一体感狙った昔からの慣習

これらのエールに対し、天神ビブレと天神コアは「感謝しかない」「歓喜に震える」とコメントしている。

実は、天神の商業施設の垂れ幕でのエールは以前にもあった。2016年に老舗百貨店「岩田屋」が80周年を迎えると、「祝!岩田屋さん、これからも天神でご一緒に」「縁ある"この地"からお祝い申し上げます」などの垂れ幕が掲げられた。

2010年にパルコが天神に参入したときは、パルコが垂れ幕で「天神のみなさま、新入生のパルコです」とあいさつすると、「おお、パルコ!新しいライバルの登場にテンション上がるわ」という垂れ幕が答えた。垂れ幕1枚当たりの費用は約15万円だという。