FC東京DF渡辺剛

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 FC東京のDF渡辺剛が2日、サッカーショップKAMO新宿店で行われた「トークショー 握手&サイン会」に出席し、ファン・サポーターとの交流を深めた。

 この日は多くのファン・サポーターが集ってのイベント。ルーキーイヤーを振り返った渡辺は「まずは東京でスタメンを取りたいと思っていたし、スタメンを取ることができれば、五輪代表にも近づくと思っていた。自分が想像した以上の1年になったと思う」と充実した表情を見せた。

 FC東京U-15深川出身のCBは、山梨学院高から中央大へと進学し、昨季FC東京に“復帰”。ルヴァン杯でアピールを成功させると、4月28日のJ1第9節松本戦でJ1デビューを飾った。その後は夏にアルヒラルへと移籍したDFチャン・ヒョンスの穴を埋める活躍を見せ、レギュラーに定着。ルーキーイヤーからJ1リーグ20試合に出場し、最終節までリーグ優勝を争ったチームになくてはならない存在へと成長した。その活躍は日本代表、U-22日本代表を率いる森保一監督の目にも止まり、10月のブラジル遠征でU-22日本代表に、12月にはE-1選手権に臨むA代表に初選出されるなど、飛躍の1年を終えた。

 しかし、あと一歩まで迫ったJ1リーグのタイトルを逃したことで、「悔しい思いをした」と唇を噛んだ。だからこそ、新シーズンに賭ける思いは強い。「新シーズンで取り返そう」と昨季から“リベンジ”を誓っており、「新しい選手もたくさん入ってきて、新しいチームがすごく楽しみ」と新たなシーズンの開幕を待ちわびている。


 自身の“相棒”となる『アンブロ アクセレイター』の印象を「とてもフィット感があり、僕はキュッとなるのが一番好きなので履きやすい」と語るなど、トークショーが終わると、ファン・サポーターからの質問コーナーに。ジュニアユースからユースに昇格できなかった当時の悔しさ、そして「戻ってくることだけを目標にしていた」というFC東京への“復帰”が決まった際には、母親とともに涙を流して喜んだというエピソードなどを披露。また、小学生のプレーヤーには「練習は将来、絶対に生きてくるので頑張ってほしい」「サッカーを好きになると、ドンドンうまくなる」というアドバイスを送った。その後は一人ひとりと触れ合い、サインをプレゼントして写真撮影に応じ、最後は全員とハイタッチをして会場を後にした。

 大盛り上がりとなった約1時間のイベント。「自分のために集まってきてくれた人たちだったので、すごく嬉しかった。期待に応えられるように頑張らないといけない」。ファン・サポーターから大きな刺激を受けた。次は、その期待に応えるだけだ。「自分のやれるべきことをやって、必ずタイトルを獲りたい」と2年目のシーズンに向けて闘志を燃やす。

(取材・文 折戸岳彦)