愛知県福祉相談センターの職員が、いったん保護した身元不明の70代男性を管轄区域外の公園に連れて行き、深夜に置き去りにしていた。

1月17日(2020年)午後5時ごろ、愛知県大治町でキャッシュカードを持たずにATMを操作していた男性を津島警察署が保護したが、男性は言葉を発せず、筆談もできない状態で、警察は県海部福祉相談センターに引き渡した。センターの職員2人は大治町内の無料低額保護施設に入居を依頼したが、「健康に不安がある」という理由で拒否され、119番すると、今度は「救急搬送が必要な健康状態ではない」とされて、受け入れる医療機関も見つからなかった。

そこで、2人は上司に電話で相談して指示され、大治町から2・6キロ離れた消防の管轄が異なる名古屋市中村区の公園に男性を放置し、公衆電話から偽名で119番通報して立ち去った。

阿部祐二リポーター「このときは午後11時ごろで、雨も降っていました。気象台によると、当日の気温は午前0時で6・1度だったそうです」

「本人が自らの意思で立ち去った」とウソ

男性は消防に保護され、脳梗塞と分かった。職員2人は中村警察署からの問い合わせに、同じ上司の指示で「本人が自らの意思で立ち去り、見失った」と嘘をついた。

県福祉局は「まれなケースで、対応ノウハウがなかった。職員と上司は経験がなく、時間外の受け入れ先探しに苦労した」として、職員の名前も隠しているが、大村秀章知事は「とんでもない、由々しき事態だ」と語った。

司会の加藤浩次「許せない。わからないからといって置き去りにしていいわけがない」