上野動物園で生まれたキリン=提供・(公財)東京動物園協会

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 東京の上野動物園が4日、キリンの子どもが2日に生まれたと発表した。同園では37年ぶりで、一般公開日は決まり次第、発表するとしている。

 デイリースポーツの電話取材に同園は「しばらく前から妊娠していることが分かっていたので見守っていたところ、朝、生まれていた」と説明した。

 同園の公式ウェブサイトによると、同園でのキリン誕生は1983年6月以来、37年ぶり。母親のリンゴと父親のヒナタの間に生まれた。昨年6月に「リンゴに妊娠の可能性があることが判明」し、「2020年1月21日には出産が近い兆候を認め、2月2日早朝に出産を確認しました」としている。

 キリンの仲間の繁殖は難しくはないという。ただ、「(キリンは)群れで生活するものですので、上野動物園は都心にある動物園で、面積が少ないということから、長い間、繁殖にチャレンジしない状況が続いていました」という事情があったという。11年にヒナタが来園。17年にリンゴが来園してから、繁殖に取り組むようになり、37年ぶりとなるキリンの誕生に至った。

 喜ばしいニュースではあるが、電話取材では、「うれしい気持ちもありますが、生まれたということがゴールではないので、しっかりと育てていくために、また気持ちが引き締まっているというか。今、そちらに精いっぱいで、むしろ喜びをかみしめるというよりかは、そのこどもの命を守って育てていきたいという責任感に対する前向きな気持ち(です)」と、新たな命に対する真摯な姿勢がうかがえた。