1/62018年に打ち上げられたNASAの「TESS(トランジット系外惑星探索衛星)」のミッションは、太陽系以外の恒星系にある惑星を探すことだ。TESSはそうした太陽系外惑星の探索にあたって、恒星を観測し、その正面を惑星が通過するのを待つという方法をとっている。惑星が恒星の前を通ると恒星の光がわずかに弱くなるため、惑星の存在がわかるというわけだ。この写真は、空の13領域の画像208枚をつなぎあわせて作成された。ここには29個の太陽系外惑星が隠れているが、この画像では見ることはできない。PHOTOGRAPH BY NASA/MIT/TESS 2/6「NGC 2174」と呼ばれるこのまばゆい星雲は、NASAの「WISE(広域赤外線探査衛星)」によって撮影された。この望遠鏡は超広角レンズを備えており、赤外光で宇宙を観測している。NASAはWISEを「宇宙のファン・ゴッホ」とも呼んでいる。その赤外線フィルターが、ゴッホの絵のように激しく渦巻く動きをあらわにするからだ。NGC 2174は、形がサルの顔に似ていることから「モンキー星雲」の名で知られているが、どのように形成されたのかは、まだ完全にはわかっていない。近くで超新星爆発が起きたことで、この星雲のもとになった恒星が均衡を失い、大量のガスや塵が吐き出されたのではないかと科学者たちは考えている。PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/UCLA 3/6端が映っていないこの画像は、1965年にNASAの宇宙船「ジェミニ7号」から撮影されたものだ。コンパクトなブリキ缶のような船内には、宇宙飛行士フランク・ボーマンとジェームズ・ラヴェルが乗っていた。ふたりは地球上空を飛行しているときに、アンデス山脈の東の尾根に沿って浮かぶ雲を撮影した。この写真では、地球の大気がつくる青色の細い霞が、地球と宇宙を隔てるぼんやりとした境界線を描いているのも見てとれる。PHOTOGRAPH BY NASA 4/61975年、米国の「アポロ」宇宙船がソ連の「ソユーズ」宇宙船とランデヴーする珍しい写真が撮影された。この写真が撮影されてからまもなく、ソユーズはアポロとドッキングし、ソ連と米国の宇宙飛行士たちが互いの船を訪問しあった。PHOTOGRAPH BY JSC 5/6この素晴らしい写真を撮影したのは、「宇宙のファン・ゴッホ」の異名をもつNASAの探査機WISEだ。写真の目立つ位置に、「きりん座アルファ星」と呼ばれる恒星が写っている。絵筆を乱暴に走らせた跡のように見える赤い部分は、猛スピードで移動する高温のガスと塵だ。PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/UCLA 6/6ハッブル宇宙望遠鏡が「宇宙ミツバチの群れ」を発見!? 実際にはこれは、不規則銀河「NGC 4789A」だ。よく見ると、青い星が小さな帯状に並んでいるのがわかるはずだ。これらの星は比較的若い巨星で、非常に明るく、そして高温で燃えている。一方、赤い星はそれらよりもずっと年老いている。PHOTOGRAPH BY NASA GODDARD

このほど米航空宇宙局(NASA)が、新しい系外惑星探査機「TESS」(トランジット系外惑星探索衛星)が撮影した天の川銀河の新たなパノラマ写真を公開した。この写真では、無数に散らばる星々に囲まれた天の川銀河の弧がとらえられている。

「生命が潜んでいるかもしれない「宇宙の別の場所」:今週の宇宙ギャラリー」の写真・リンク付きの記事はこちら

TESSはケプラー宇宙望望遠鏡の後継にあたる(ケプラーは10年近くにわたって宇宙を観測し、2018年に燃料切れで運用終了になった)。TESSは太陽以外の恒星を絶えず注視し、太陽系外惑星を探している。

太陽系は宇宙にある唯一の恒星系ではない。その証拠にケプラーは、これまでに太陽以外の恒星の軌道を回る5,000個以上の惑星を見つけ出した。そうした惑星のなかには地球に似たものもあるが、大多数は金星か海王星によく似ているようだ。

太陽系外惑星の発見は、惑星形成を巡る考え方を変えてきただけでなく、生命が潜んでいるかもしれない「宇宙の別の場所」に思いを巡らせるきっかけにもなっている。

天を見上げると、いつも驚きに満たされる。だが、天から地球を見下ろしても、それに劣らぬ畏怖の念がかきたてられる。

こちらにある『WIRED』の宇宙写真コレクションで、宇宙のことをもっと学んでみるのもいい。