先制点を決めた鹿島MF荒木遼太郎(右)

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[2.1 ADASTRIAいばらきサッカーフェスティバル2020 水戸0-1鹿島 Ksスタ]

 ADASTRIAいばらきサッカーフェスティバル2020が1日、ケースデンキスタジアム水戸で行われ、鹿島アントラーズが水戸ホーリーホックを1-0で下した。

 1月28日のACLプレーオフでメルボルン・ビクトリーに0-1で敗れ、本戦出場を逃した鹿島はMF和泉竜司を除くスタメン10人を変更。GK曽ヶ端準、4バックは右からDF内田篤人、DF関川郁万、DF町田浩樹、DF山本脩斗と並んだ。中盤はMF永木亮太とMF小泉慶がダブルボランチを組み、右に東福岡高から新加入のルーキーMF荒木遼太郎、左に和泉。FW白崎凌兵とFW伊藤翔が2トップを組んだ。

 秋葉忠宏新監督が率いる水戸はGK牲川歩見(←沼津)、DF乾貴哉(←千葉)、DF前嶋洋太(←横浜FC)、MF安東輝(←松本)、FW奥田晃也(←YS横浜)、FW深堀隼平(←名古屋)の新戦力6人が先発。システムは4-4-2で、4バックは右から前嶋、DF細川淳矢、DFンドカ・ボニフェイス、乾と並んだ。中盤は安東とMF平野佑一のダブルボランチで、右にFW村田航一、左にMF木村祐志。深堀と奥田が2トップを組んだ。

 立ち上がりから鹿島は両サイドバックが高い位置を取り、ポゼッションを高めて水戸を押し込んだ。前半4分、町田のサイドチェンジから内田のスルーパスに荒木が反応。PA内右で切り返し、左足でシュートを打ったが、DFのブロックに阻まれた。同5分にも永木の縦パスを荒木が正確なトラップ。内田とのワンツーでゴール前に切れこみ、フィニッシュまで持ち込んだが、枠を捉えられなかった。

 徐々に落ち着きを見せ始める水戸は前半19分、鹿島のビルドアップにプレッシャーをかけ、永木のミスを誘って深堀がシュートまでつなげたが、曽ヶ端に抑えられた。同24分には奥田に代えて磐田から加入のFW中山仁斗を投入。鹿島は直後の25分、和泉の縦パスを受けた小泉のスルーパスに白崎が抜け出し、左足でシュートを打ったが、ゴール左に外れた。

 先制点が生まれたのは前半38分。鹿島は白崎のスルーパスに斜めに走り込んだ荒木がPA内に抜け出し、左足で豪快にゴールネットを揺らした。1月29日に18歳の誕生日を迎えたばかりのルーキーが貴重な一発。鹿島が1-0とリードして前半を折り返した。

 後半開始から鹿島は曽ヶ端に代わってGK沖悠哉がゴールを守る。水戸は中山に代えて横浜FMから加入のFW山谷侑士を投入。山谷と村田が2トップを組み、深堀が右サイドに回った。後半は前への圧力を強める水戸だが、なかなか決定機には至らない。後半14分には3選手を交代。牲川に代えてGK本間幸司、細川に代えてDF岸田翔平、木村に代えてMF外山凌を投入した。

 鹿島は後半18分に4人を同時交代。永木に代わってMFレオ・シルバ、和泉に代わってMFファン・アラーノ、白崎に代わってMF土居聖真、さらに荒木に代わって静岡学園高から新加入のルーキーMF松村優太が入った。同20分には内田が自ら歩いてピッチの外に出るアクシデント。同22分、代わって湘南から加入のDF杉岡大暉が左サイドバックに入り、山本が右サイドバックにポジションを移した。

 膠着状態が続く中、水戸は後半32分、村田に代えてDF瀧澤修平を投入。瀧澤はセンターバックに入り、岸田が右サイドバック、前嶋が右サイドハーフ、深堀が2トップの一角にスライドした。直後の33分には山谷のスルーパスに走り込んだ深堀がDFと競り合いながらシュートを打つが、ゴール右へ。同点ゴールを目指して攻勢を強めるが、1点が遠かった。

 鹿島は後半41分、右サイドに開いた位置でサイドチェンジを受けた松村がドリブルで運び、クロスと見せかけて右足で意表を突く強烈なミドルシュート。GKが弾いたところに伊藤が詰めたが、押し込めなかった。水戸も同42分に外山が決定機を迎えるが、シュートは沖がビッグセーブ。試合はそのままタイムアップを迎え、鹿島が1-0で逃げ切った。

(取材・文 西山紘平)