各地に「遊べない公園」が増えている。ある公園では大きな看板が掲げられ、ボール遊び、自転車の乗り入れ、大声、花火、合唱など14項目の禁止事項が書かれていた。

東京23区に約6000か所ある公園のうち2000か所を訪れて、ブログを書いているというお笑い芸人の「火災報知器」小林知之と歩いてみると、たしかに禁止ばかりの公園は多い。「グッとラック!」が調査した105の公園すべてに禁止掲示はあった。

小林によると、花火の禁止は「騒音になるから」で、多くの禁止事項は騒音への苦情があるようだ。地元自治会によると、ボール遊びで窓ガラスが割られた、サッカーボールが飛び込んできたというのも多い。そのたびに禁止看板が増えたという。

クレームや事故の責任取るより禁止して責任逃れ

大正大学の白土健教授は、背景に社会問題があるという。「街や住民のコミュニケーションが不足しているんです。迷惑になる遊びをしている子供を住民は怒れないので、クレームは役場か自治体にいきます。役所の管理者はそれを看板で知らせるので、禁止看板が増えていくのです」

司会の国山ハセンは「私は公園でサッカーしてたので、残念です。危ない、うるさい、汚いが禁止されやすいようです」

弁護士の山岸久朗は「安全配慮義務や工作物責任があるため、事故が起きると公園側の責任になってしまうんです。それを恐れて禁止事項が増えているのでしょう」

キャスターの立川志らく「志らく一段落」コーナーでもこの問題に触れ、「落語家が公園で稽古していたら、今は不審者として通報されてしまう」と話した。