風しん対策イベント feat. はるな愛

写真拡大

厚生労働省は29日、2月4日の「風しんの日」に東京・有楽町で「風しん対策啓発イベント」を開催することを発表した。

「風しんの日」は、2017年に日本産婦人科医会をはじめとする関連学会や団体が、東京オリンピック開催までの風疹根絶を目標として立ち上げた「"風疹ゼロ"プロジェクト」の一環として制定。「2(ふう)月4(しん)日」の語呂合わせにより定められた啓発デーだ。

厚労省は、同プロジェクト実行委員会と協力し、抗体保有率の低い1962(昭和37)年4月2日〜1979(昭和54)年4月1日生まれの男性を対象として、風疹の抗体検査と予防接種を呼びかけている。

同イベントでは、この対象年齢層の一人でもあるタレントのはるな愛(本名・大西賢示=47)氏を招き、専門家との対談などを通じて風疹対策の重要性や取り組みが紹介される予定だ。

風疹は風疹ウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症。風疹への免疫がない集団では1人の風疹患者から5〜7人に感染すると言われる。ウイルスの感染経路は飛沫感染で、特に成人が発症した場合は高熱や発疹が長く続くなど、小児より重症化することがある。

また、風疹に対する免疫が不十分な妊婦が風疹に感染すると、赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が起きる先天性風疹症候群(CRS)のリスクが高まる。厚労省キャンペーンの対象世代の男性だけでなく、これから生まれる世代の子どもを守るためにも風疹の抗体検査と予防接種は重要だ。

イベント概要
(1)日時:令和2年2月4日(火)17:30〜19:15
(2)場所:JR有楽町駅前地上広場(東京都千代田区有楽町2−7−1先)
(3)主催:「"風疹ゼロ"プロジェクト実行委員会」※ 共催:厚生労働省
(4)協力団体:日本医師会、風疹をなくそうの会、神奈川県、島根県、ピジョン、広島テレビ
(5)主な内容
  ・自治体・企業表彰、風しん対策の紹介
  ・はるな愛さんとの風しんに関するトークショー
  ・リーフレット、ノベルティの配布 など
※"風疹ゼロ"プロジェクト実行委員会: 日本産婦人科医会、日本産科婦人科学会、日本周産期新生児学会、日本小児科学会、日本小児科医会、国立感染症研究所からなる、2020年までの風しん排除を目的に啓発活動を行っている団体。毎年2月4日を"風しんの日"と定め、2月を啓発強化月間としています。

医師・専門家が監修「Aging Style」