ソウル市内の大学病院に張り出されている案内文。全病棟での面会を制限するとして協力を呼び掛けている=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、韓国保健福祉部は29日、検査費や治療費などを健康保険公団と国、地方自治体で全額負担するとした指針を発表した。

 指針は感染症管理法に基づき定められた。支援対象は感染者、感染が疑われる患者、症状がある調査対象者。感染疑いの患者とは、中国・湖北省を訪問後、ここ14日以内に発熱または呼吸器の症状が出た人、症状が出ていた感染者に濃厚接触してから14日以内に発熱、呼吸器の症状、肺炎または肺炎が疑われる症状が出た人と定義された。調査対象者は、中国訪問後、ここ14日以内に肺炎にかかった人を指す。

 支援期間は国指定の医療機関などへの強制的な入院から隔離措置が解かれるまでで、支援額は入院中の治療、検査、診察などにかかる費用一切。

 検査費だけで1人当たり10万ウォン(約9300円)以上、隔離中の経過観察や診療には数百万〜数千万ウォンを要するとされる。政府は感染拡大を防ぐとともに、人道主義的な配慮から治療費の公費負担を決めた。

 韓国で感染が確認されている患者は28日午前時点で4人。中国人女性1人と韓国人男性3人で、現在は国指定の機関に入院して治療を受けている。また、調査対象の112人のうち97人は検査結果で陰性だったため隔離措置を解かれ、15人については検査中だ。