新型コロナウイルスの影響はサッカー界にも…五輪予選やACL、リーグ戦にも影響

写真拡大

感染者が日に日に拡大している新型コロナウイルスだが、サッカー界にも大きな影響を及ぼしている。

アジアサッカー連盟(AFC)は26日、中国サッカー協会(CFA)との会議を行い、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフの上海上港(中国)vsブリーラム・ユナイテッド(タイ)の一戦を、無観客試合で行うことを発表した。

一時は延期の話も浮上していたが、AFCとCFA、さらに両チームと協議の結果、開催は決定。しかし、感染拡大を避けるために観客を入れないことに決めたという。

また、東京オリンピック出場を懸けた女子サッカーのアジア予選についても開催地の変更を発表した。従来は中国の武漢で予定されていたが、新型コロナウイルスの感染患者が発見されたため、南京に開催地を変更。しかし、中国全土への懸念を考慮し、オーストラリアサッカー連盟(FFA)との協議の結果、オーストリア、中国、チャイニーズ・タイペイ、タイが同居するグループBをオーストラリアのシドニーで行うことを発表した。

さらに、開幕を控えている中国スーパーリーグにも影響が。中国スーパーリーグでは、2月5日に広州恒大vs上海申花の中国スーパーカップを予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染の肺炎が流行していること、感染拡大が懸念されることから、延期することに決定した。

また、2月28日に開幕を迎える予定だった中国スーパーリーグに関しても、開幕時期をずらすことを発表。現在のところ確定した日程はないが、3月に入ってからの開幕にすることとなった。