永井監督(中央)は始動からハードなトレーニングを課して調整。大久保(左)と河野(右)は自信をうかがわせる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 今年こそJ1昇格へ。

 悲願達成へ向け、東京ヴェルディは1月26日から沖縄でキャンプを実施。昨年7月から指揮を執る永井秀樹体制2年目を迎えるチームは、十分に身体を追い込み、新シーズンの準備を進めている。

「かなりハード。どのチームよりもやっているんじゃないかな。ね?」と、今年レンタルから完全移籍へと移行した河野広貴が言えば、「1番だね。間違いない」と、新加入の大久保嘉人が答える。

 プロキャリア20年にもなる大久保でさえ、そう言うのだから、相当きついものなのだろう。1月10日に始動してからというもの、オフの日以外は毎日2部練習で、走り込みなどの強度の高いトレーニングで身体をしごき、また戦術練習もみっちりとこなしてきたという。

 そしてこの沖縄キャンプでは戦術の落とし込みが本格化。トレーニングマッチが多く組まれている。

「身体は今かなりきつい状態です。ここからは試合をやって課題を見つけていく。その足りなかったところを修正していくという感じだと思う。理解しなきゃいけないこともいっぱいあって頭も使うし、肉体的にも追い込んでいるから、正直大変ですね」
 
 そう河野は話すが、例年にないほどに厳しい準備期間を過ごしている分、開幕に向けた手応えも得ている。「だから仕上がりを楽しみにしていて欲しい」と自信満々だ。

 さらに新戦力の加入も頼もしい。J通算203ゴールの熟練ストライカー大久保をはじめ、ハードマークが売りのCB高橋祥平、山形からキレが凄いドリブラー井出遥也など、戦術の幅を広げそうな選手ばかりだ。

「今年は良い選手が入ってきました。あの人(大久保)なんかは何も言わなくても出来る人だから、ポンッと新しいチームに入っても大丈夫なので、頼もしいです」

 なんといっても百戦錬磨の大久保が加わったのは大きい。河野はさらに「細かい戦術やきつい練習にダウンする人もいるなかで、あの人は全部こなしている。ピッチの中では誰にでもかなり高い要求をしてくれるので、若い選手にとってもいいと思う」とチームへの刺激を語っている。

 ハードなトレーニングの中で新戦力との融合を図り、攻撃的なサッカーをスケールアップしつつある永井ヴェルディ。12年ぶりのJ1昇格へ、その期待感は高まっている。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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