喜美子(戸田恵梨香)の初めての窯焚(た)きは思うような焼き色が出ず、失敗だった。「きっと、目標温度に到達するのが遅かったからや。もう一回やったらうまくいく」

前回以上の費用をかけて、もう一度窯焚きをしたいと陶芸家の夫・八郎(松下洸平)に相談する。周囲から喜美子の穴窯を止めるよう説得されていた八郎は、もう一度やるという喜美子を止めようとする。「喜美子、穴窯であの色を出す前に、女性陶芸家として作品を作って、地位を確立した方がええんちゃう。そしたら、資金もできてなんぼでも試すことできるやん」

喜美子「女性陶芸家としての地位や名声なんて関係あれへん。私はあの色を出したいだけや」

あの色とは、幼いころ拾ったカケラの古い室町時代の信楽焼の色だ。

大阪で姉のように慕っている庵堂ちや子に思いの丈を話した

悩んでいる喜美子に、妹の百合子(福田麻由子)が、気分転換で大阪に行くことを勧める。喜美子は大阪で下宿屋の女中をしていたころの下宿人で、新聞記者だった、庵堂ちや子(水野美紀)をたずねる。姉のように慕っているちや子に会って安心した喜美子は、胸の内を語り始めた。ちや子は喜美子の気持ちを受け止めるのだった。

大阪から帰った喜美子は、2度目の窯焚きに挑むが・・・。(NHK総合あさ8時)