先週、サンダンス映画祭でプレミアが行われたテイラー・スウィフトの新ドキュメンタリー「ミス・アメリカーナ」。その中でテイラーは過去の摂食障害について語っている。きっかけになったのはパパラッチの撮った写真とネット上のコメント。「毎日自分の写真を見るのは、私にとってためになることではなかった」「自分のお腹が出ているように見える写真があって、誰かが私が妊娠していると言ったの。それで私は食べるのをやめてしまった」。

それは2015年のツアー「1989」にも影響したそう。「公演が終わったときには気絶しそうになるものだと思っていた。でもツアーの最中に気がついた。食事をして体力があってもっと強ければ、ツアーを全部やり通すこともできて気分が悪くなることもないって」。今では「体重を気にしていない」というテイラー。「自分のサイズが00(XXS)ではなくて6(M)である事実も受け入れている」。サイズ00時代には痩せすぎだと批判されたこともあった。「そう言われると『何を言っているの? 食べているわ。エクササイズをたくさんしているだけよ』って返していた。確かにエクササイズもたくさんしていたけれど、食べてはいなかった」。

この番組の中で「自分のボディイメージや、どれほど不健康な状態を続けていたかを普通に話せるかはわからなかった。私と食べ物の関係は何年にも渡るものだから」「でもこのドキュメンタリーの監督のラナ・ウィルソンの物語の伝え方に納得したの。この問題については、私よりもうまく話せる人がたくさんいる。だから私が話すべきかどうかははっきりしなかった。でも自分の経験ならわかる」と自分のことに焦点を置いて話したことを語っている。「私と食べ物の関係は、私の人生における他のものとの関係と同じ。褒めてもらえればいいこと、罰を与えられれば悪いことだと認識していたの」。18歳で初めて雑誌の表紙を飾ったときお腹が出ているように見えたことから妊娠説が流れたこと、そしてある撮影でサンプルサイズの洋服が入るのをスタッフに称賛された経験に触れ、それらの体験が「罰を与えられたこと」「褒められたこと」として刷り込まれたと語っている。

体型やボディイメージ、食べるという行為に悩みや問題を抱えている人は多い。自分と食べ物との関係を冷静に分析したテイラーの告白は、ファンを超えて様々な人に影響や勇気を与えそう。

text: Yoko Nagasaka