もう一度「アンダーソン君」が聞きたかった…(写真は『マトリックス リローデッド』より)
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 人気SF映画『マトリックス』シリーズで悪役エージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィーヴィングが、2021年5月21日全米公開予定のシリーズ第4弾には出演しないことを Time Out London に明かした。

 『マトリックス』シリーズは、自分の生きる世界が機械の見せる仮想現実だと知った天才ハッカー・ネオ(キアヌ・リーヴス)が、人類の救世主として戦いに身を投じるSFアクション。ヒューゴふんするエージェント・スミスは、仮想現実マトリックスを取り締まるエージェントの一人で、シリーズ2作目『マトリックス リローデッド』と3作目『マトリックス レボリューションズ』ではコピー能力を駆使して増殖し、ネオと死闘を繰り広げた。

 1月31日より舞台「The Visit」がスタートしたヒューゴは、同サイトに対して舞台のオファーがあった直後に『マトリックス』第4弾のオファーが届いたことを告白。「私は(製作するのを)知っていたのですが、スケジュールが合わなかったんだ」と話すヒューゴは、舞台と映画両方をこなせるように、8週間にわたってスケジュール調整を試みたという。

 舞台の出演を一度保留し、第4弾を手掛けるラナ・ウォシャウスキー監督にも連絡を取ったというヒューゴだが、監督から「今の日程では都合よくいかないんだ」と返答されたという。結局『マトリックス』第4弾の製作は進むことになり、ヒューゴの出演はなくなってしまった。
 
 『マトリックス』第4弾にはネオ役のキアヌをはじめ、トリニティ役のキャリー=アン・モスが出演。新キャストとして、『アクアマン』のヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、『ゴーン・ガール』のニール・パトリック・ハリス、ドラマ「マインドハンター」のジョナサン・グロフが名を連ねる。また、『マトリックス リローデッド』からナイオビを演じたジェイダ・ピンケット=スミスが出演交渉に入ったとDeadlineが報じている。(編集部・倉本拓弥)