Net Applicationsの調査結果によると、2019年12月におけるデスクトップ/ノートPC向けWebブラウザのシェアにおいては、Google Chromeが66%を超えて1位を確保している。2位は8.36%のFirefoxとなっており、Chromeとの間に圧倒的な開きがある。世界中のPCで2人に1人はChromeを使っている計算になる。

このように、Chromeは多くのユーザーに支持されているが、課題もある。特に大きな課題がノートPCのバッテリー消費だ。一度に大量のタブを開けるChromeは、いつの間にか結構なバッテリーを消費しているといったことが起こる。しかし、この状況が今後数年で大きく改善する可能性が出てきた。

Fossbytesは1月21日(米国時間)、「Google Chrome To Reduce Battery Drain, Thanks To Microsoft」において、Microsoftのエンジニアが提案したChromeのバッテリー性能を改善するパッチの開発が進んでいることを取り上げた。正式な機能として取り込まれるかは不透明としながらも、進展があるとしている。

MicrosoftのShawn Pickett氏は2019年8月に、Chromeでメディアを再生する時のバッテリー消費を改善する方法を提案した。Chromeにおいてはメディアキャッシュを利用することで、ストレージデバイスが電力を消費する状態をキープしてしまうことに問題があるとしており、バッテリーで動作している時はこの動作を低減させることでバッテリーの消費を改善できると指摘していた。

該当機能は実験的機能としてすでにChromeに導入されている

この機能はすでにGoogle Chromeに実験的な機能として取り込まれており、機能を有効にすることで試用できるようになっている。

Microsoftが自社のWebブラウザをChromiumベースに切り替えたことで、以前にも増してMicrosoftのエンジニアがChromiumに改善に取り組みやすい状況になっている。今後、Microsoftのエンジニアによって行われた改善がChromiumへ取り込まれるといった流れも増えていくことが予想される。