イランの首都テヘラン郊外で撃墜されたウクライナ機の残骸を調べる人々。ウクライナ国家安全保障国防会議提供(2020年1月11日撮影・公開、資料写真)。(c)AFP/National Security and Defense Council of Ukraine

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【AFP=時事】(更新)イランウクライナの旅客機が撃墜されたことをめぐり、イランの民間航空当局は20日夜、ミサイル2発が同機に向けて発射されていたことを認めた。ウェブサイト上に掲載した予備報告で明らかにした。

 同当局は「調査官らが、トールM1(Tor-M1)ミサイル2発が同機に向かって発射されたことを突き止めた」と述べている。

 今回の発表は、機体に向けて2発の飛翔(ひしょう)体が発射される様子が映っている動画など、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報じた内容を認めるもの。

 トールM1は、航空機や巡航ミサイルを撃墜するために旧ソ連が開発した短距離地対空ミサイル。

 ウクライナ国際航空(Ukraine International Airlines)のボーイング(Boeing)737型機は今月8日、イランの首都テヘランのイマム・ホメイニ空港(Imam Khomeini International Airport)から離陸して間もなく墜落。乗客乗員176人が死亡した。

 イラン政府は数日間にわたり、同機はミサイルで撃墜されたとの米当局の情報に基づく欧米諸国の主張を否定してきた。

 しかし、イラン革命防衛隊(IRGC)航空宇宙部隊のアミールアリ・ハジザデ(Amirali Hajizadeh)司令官は11日になって一転、全ての責任を認めた。ただ、発射したミサイル操作担当者の単独行動だったと述べていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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