部屋に置いてはダメな植物

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観葉植物をインテリアに取り入れることは、見た目やリラックス効果だけでなく風水的に運気アップが期待できるそう。

ではいったい、観葉植物でどんな効果が期待できるのでしょうか。配置のポイントは?

そこで人気風水師の李家幽竹先生に、花や観葉植物の風水的な役割や置き方、選び方、避けたい観葉植物などについて伺いました。

■風水における観葉植物の役割

風水において花や観葉植物は、悪い気を遠ざけて良い気を呼び寄せてくれる役割があるそう。生気を持つ観葉植物は、自然や生命のパワーが凝縮しています。

部屋に飾ることで空間に生気が満ち、気が淀みにくい「呼吸する家」になるそう。部屋の気の流れが良くなることで、運気もアップするようですよ。

また、男性のみの空間なら観葉植物だけでもいいようですが、女性のいる空間には観葉植物に加えて花が必要とのこと。

女性は風水において花に例えられるそうです。

花は「水」の気を持っているため、同じく「水」の気を持つ女性にとって必要なもの。

一輪でもいいので、季節の花を飾るのがいいようです。

■観葉植物を置くときのポイント

観葉植物を置くときの方角や位置、飾り方のポイントとは? 注意点も教えていただきました。

◇(1)目につきやすいところに置く

方角はあまり気にすることなく、基本的にはどこに置いてもOKとのこと。

特に効果的なのは、目につきやすいところだそうです。人の出入りに近いドア付近や、テレビまわり、朝起きたときに目につくところなど。

そうした気の通り道や、視線を集めやすい場所を意識してみましょう。

◇(2)プラスチックの鉢は避ける

プラスチック製品は「生命のないもの」とされるため、花や観葉植物の鉢に使用するのは避けましょう。

「土」のものを化学的なプラスチック製品に入れると、せっかくの観葉植物の生気を出すことができなくなるそう。

鉢は重すぎない陶器製がベストとのこと。プラスチックの鉢をカバーで隠すことも意味がないそうなので、取り替えるようにしましょう。

◇(3)葉にホコリを溜めない

花や観葉植物で気をつけたいのは、ホコリだそう。特に、葉っぱは気づかぬうちにホコリが溜まりやすいもの。

ホコリを被ったままだと植物が呼吸できなくなり、悪い気を発してしまうそうです。こまめなメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

◇(4)土を清潔に保つ

土の入れ替えを定期的に行い、できるだけ清潔な土を維持することが大切だそうです。

できれば観葉植物を購入と同時に、雑菌のわかない交換不要の清潔な土に入れ替えるのが効果的とのこと。

また、水耕栽培や、ゼリー状のハイドロカルチャーなども衛生的でオススメだそうですよ。

◇(5)未婚の女性は切り花を飾る

花を飾る場合、結婚している女性なら鉢植えの花でもOKとのこと。

しかし、未婚の女性が鉢植えの花を飾ると、その家に根付いて出られなくなってしまうとか。

結婚して家を出たいと考えている未婚女性は切り花を飾るようにしましょう。

◇(6)ドライフラワーはNG

ドライフラワーは「死」をイメージするNGアイテム。生花の代わりにはならず、むしろ悪い気を呼び寄せてしまうそうなので要注意です。

枯れた生花やポプリも同様に、「死」を表すアイテム。部屋に飾るのは絶対に避けましょう。

◇(7)植物を置きすぎないこと

観葉植物を置きすぎるのは良くないそう。

室内を自然空間に近づけることは良いことですが、ジャングルのように置きすぎてしまうと人間ではなく植物主体の空間になってしまうことに。

せっかくの良い気を上手に吸収するためにも、植物の量やバランスに配慮しましょう。

■部屋別! 観葉植物の配置の仕方

リビングや寝室、玄関、トイレなど、部屋によって観葉植物の役割や置き方も異なります。

そんな部屋別の観葉植物のポイントを見ていきましょう。

◇リビングの観葉植物

リビングは家族が集まる中心的な場所。リビングに観葉植物を置くなら、よく目につく場所に置くのがポイントだそうです。

特に効果的なのが、テレビまわり。人は目に入るものから運がもらえるそうなので、もっとも視界に入りやすいテレビまわりに花や観葉植物を飾りましょう。

◇寝室の観葉植物

寝室は悪い気を浄化して、運を再生させてくれる場所。人は寝ている間に、その日に溜めた悪い運を流し、新たな運気を吸収しながら運を再生させ、定着させていくそうです。

寝室に生気のある花や観葉植物を置くことで、寝ている間に良い気を吸収することができるそう。

特に朝起きてすぐに見るものから多くの運気を吸収するそうなので、ベッドサイドに花や観葉植物を飾ることがポイントです。

◇玄関の観葉植物

玄関はすべての気の入り口。運気を上昇させる良い気も、運気を下げる悪い気も、すべて玄関から入ってくるそう。

特に女性なら、観葉植物に加えて花も絶対に置いたほうがいいです。女性が玄関に花を飾ることで、いつまでも美しくいられるのだとか。

気の通り道を遮らないように配置し、暗くなりがちな空間を明るく印象づけましょう。

◇トイレの観葉植物

トイレは家の中で唯一、いつも「水」が溜まっている場所。恋愛運、金運、健康運など、さまざまな運をつかさどるそうです。

スッキリと清潔な状態にしておくことが第一条件ですが、日陰でも育ちやすい観葉植物を置くのがベターだそう。

特に、土ではなく水耕栽培がオススメとのこと。水が汚れてもその場できれいにでき、無理なく衛生面を保っていけるのがポイントです。

■オススメの観葉植物

運気が上がる観葉植物の選び方や、オススメとは? 花の選び方も教えていただきました。

◇気に入った植物を選ぶ

観葉植物を選ぶなら、基本的に自分が気に入ったものであればOKだそう。

たとえば、生命力が強く「発財樹」とも呼ばれるパキラや、ハワイ語で「わき出る水」という意味を持つモンステラ、繁殖力が高くライム色のきれいなポトスや、トラデスカンチアなどもオススメとのこと。

なるべく重たくない印象の観葉植物を選ぶといいそうです。

◇自分がなりたい容姿の花

花を飾る場合、季節の花を飾るのはマスト。なかでも、自分がなりたい外見の花を選ぶのがポイントだそうです。

気高いバラのようになりたい女性もいれば、チューリップやガーベラのような可憐なイメージの人もいるでしょう。

風水において、女性は目にするものが自分の容姿につながるのだそうです。

色も基本的には好きな色でいいそうですが、花の場合はいろんな色があるほどそれぞれの運が入ってくるそう。

恋愛運がほしいからといつもピンクの花だったり、金運がほしいからといつも黄色の花を飾っていると、気がそこで固定されてしまうようです。なるべく意識してさまざまな色を取り入れてみましょう。

■風水的にNGな観葉植物

風水的に、室内に置かないほうが良い観葉植物とはどんなものでしょうか。その理由も教えていただきました。

◇(1)ガジュマル

ガジュマルを室内に飾るのはオススメしないそう。

沖縄地方では、昔からガジュマルにはキジムナーという精霊が宿ると信じられており、ガジュマルの下にいると悪夢を見たり嫌ないたずらをされてしまうとか。それらを封じるために、沖縄地方ではガジュマルに釘を打っていたそうです。

また、ガジュマルは別名「しめ殺しの木」とも呼ばれているそう。他の木を巻き込んで自分と一体化させてしまうほど、土地の気を吸い取ってしまうとか。

庭に植えることもできれば避けたほうがいいそうです。

◇(2)花のないサボテン

サボテンは、花が咲いているときだけは良い気をもたらしてくれるそう。ただし、サボテンが花を咲かせるのは数年に1回といわれるほど稀なもの。

風水的に置いていけないわけではないものの、鋭く尖ったものは空間を刺々しくさせてしまい、良い気も寄せつけなくなってしまうそうです。

モチーフや趣味として飾る分にはいいそうですが、風水的な効果を期待している人は避けたほうが無難です。

観葉植物を使って運気アップを狙おう

観葉植物や花を飾ることは、日々の暮らしに良い気のめぐりをもたらす大きなきっかけに。

自分の気に入った植物を取り入れて「呼吸する家」を目指し、ほしい運気のアップを図りましょう!

(監修:李家幽竹、文:水野久美)

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