仏パリで開催されたパリ・メンズ・ファッションウィークに出演したコムデギャルソンのモデル(2020年1月17日撮影)。(c)Anne-Christine POUJOULAT / AFP

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【AFP=時事】日本のファッションブランド「コムデギャルソン(Comme des Garçons)」は19日、仏パリで開催されたパリ・メンズ・ファッションウィークに細かく編み込みが入った「コーンロウ」風のウィッグを身に着けた白人モデルを出演させたことで、文化を盗用したとして非難の的になった。

 ファッション業界のお目付け役を自称する「ダイエットプラダ(Diet Prada)」は、コムデギャルソンが「一歩後退している」と非難。

 ダイエットプラダは、グッチ(Gucci)の「ブラックフェース」を想起させる黒いセーターを人種差別的だと非難するなど、人種問題に無神経なブランドを、170万人のフォロワーを持つインスタグラム(Instagram)などでたびたび非難してきた。

 ダイエットプラダは、ショーに出演したモデルたちでさえ恥ずかしそうにしていたと指摘し、「モデルたちの顔がすべてを物語っている」と主張した。

 コムデギャルソンはこの件について口を閉ざしているが、問題のウィッグを使ったヘアメークを担当したフランス人ヘアスタイリストのジュリアン・ディス(Julien Dys)氏はインスタグラムで、ウィッグはコーンロウではなく、古代エジプト人を参考にしたものだと反論。

 ディス氏は、「コムデギャルソンのショーの着想は、古代エジプトの王子から得たものだ。本当に美しく、感銘を受けた」「誰かを傷つけるつもりは全くなかったが、もし傷つけていたならば深く謝罪する」と投稿した。

 18日のショーでは、黒人モデル1人も問題のウィッグを着用したが、他2人の黒人モデルは地毛を短いドレッドロックにしていた。

 コムデギャルソンに気分を害されたとする声が大きいが、支持する声もある。複数の黒人インスタグラムユーザーはコムデギャルソンを支持する一方、地毛の「アフリカ人男性をもっと起用」するよう求めた。

 コムデギャルソンは2018年にも、黒人モデルを20年超起用していないとして非難された。

【翻訳編集】AFPBB News

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