『ウォールストリート・ジャーナル Wall Street Journal』は、「語るべきストーリーもなければ、アンドリュー・ロイド=ウェバー(ミュージカル版『キャッツ』のクリエイター)の楽曲も瞬時に忘れてしまうほど。まるで開かれたドアの前にたたずんでいる猫のように、いつまで経っても結論にたどり着けないのだ」 と、その中身の薄さを指摘しました。

「この映画が存在すること自体が、なにかの間違い。わいせつで不条理、そして奇妙。恐ろしいフィルムメイキングの手法、驚くべきく才能の無駄遣い」と拒絶反応を示したのは、『ニューヨーク・マガジン/ヴァルチャー New York Magazine/Vulture』。

 前述したツイートで引用された『ロサンゼルスタイムズ 』のレビューでは、「グロテスクで騒がしすぎる美術とメトロノームのように目まぐるしい編集。ディストピアとリアリズムをごちゃまぜにした、不気味な芸術ができ上がってしまった」と書いています。

  あまりにヤバい評価ばかりで好奇心をそそられる人も多いようで、 映画評論家のクリスティ・ルミールは「これはひどい。しかし、これはあなたも経験すべき」とNPRロサンゼルスのラジオ番組で語っていました。

 アカデミー賞ではなく駄作に賞が与えられるゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)にノミネートされる可能性も高い本作。みなさんもぜひ自分の目で観て判断してくだい。

SOURCES:「Los Angeles Times」「Rolling Stones」「The Wall Street Journal」「New York Magazine/Vulture」

<文/橘エコ>

【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。