舞台『パラダイス』に出演する丸山隆平

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 関ジャニ∞の丸山隆平が5月31日から6月29日まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演されるシアターコクーン・オンレパートリー2020『パラダイス』に主演することがわかった。丸山は2年ぶりの舞台主演となり同所には初登場。丸山が以前から大ファンだという赤堀雅秋氏と初タッグを組み、高齢者を狙う詐欺グループのリーダー・梶浩一を演じる。この他キャストとして村上虹郎、八嶋智人、毎熊克哉、水澤紳吾、小野花梨、梅沢昌代、坂井真紀、西岡徳馬、そして赤堀氏も俳優として参加する。

【全身ショット】舞台共演者…艶やかな花柄ワンピース姿で登場した坂井真紀

 赤堀氏のシアターコクーン5回目の演出作となる今回は、救いようのない詐欺グループの男たちの物語。オリンピックを目前に控え、華やかなムードに包まれた東京を舞台に、社会の底辺でうごめく男たちが刹那的な幸福を求め、破滅を予期しながらも走り続ける様を、赤堀氏ならではの俯瞰した視点から描いていく。

 自身のもつ明るいキャラクターから、おおらかで天真爛漫な役を演じることが多い印象の丸山だが、今回演じるのは“底辺でもがく男”。巷にはびこる高齢者を狙った詐欺グループのリーダー・梶浩一。ある日、ヤクザの辺見豪に呼び出され、組織拡大という無理難題をふっかけられる。断ることもできず、腹心の真壁らと言われるがまま手を広げていく梶。被害にあい、ズタボロにされていく老人たち、その家族を尻目に、梶らは一時隆盛を極めるが、やがて暗雲が立ち込め…。

 丸山は作品について「世の中に一石を投じるだとか、大それたことは考えていません。一ヶ月間劇場に別空間を創り上げて、この世界の中で生きている人として存在したいと思っています」と熱い想いをぶつける。「それを観て、なにか気づいたり、ふと立ち止まったりしてくれてもいいし、なにも感じなくてもいい。観た人がどう感じるか楽しみですし、せっかくなので誰かの人生の思い出の一作品になったらうれしいです」とコメントを寄せる。

 そして、「演技を見られる場はたくさんありますが、舞台は特に観ることに相当な熱量を使うものだと思っています。今回観に来ていただけるのも何かのご縁。来てよかったと思っていただけるよう、硬くならず、手放しで楽しんでもらえるよう、一生懸命がんばりますので、ぜひお越しください!!」と呼びかけている。

 7月4日から13日まで大阪・東大阪市文化創造館 Dream House大ホールで上演される。

■キャスト・スタッフコメント

丸山隆平(関ジャニ∞)
「映画『その夜の侍』を見てからずっと大ファンだった赤堀さんの作品で、劇場はシアターコクーン!赤堀さんとご一緒できることには驚きましたし、いつか立ちたいと思っていた劇場でやらせていただけるので、嬉しいことが同時にきました!
こういった生々しい作品は新鮮ですが、過激な一部分が切り取られているだけで、誰しも無意識のうちに誰かの何かを奪っていたり、多かれ少なかれどんな人にもある部分だと思っています。
この作品を通じて、世の中に一石を投じるだとか、大それたことは考えていません。一ヶ月間劇場に別空間を創り上げて、この世界の中で生きている人として存在したいと思っています。それを観て、なにか気づいたり、ふと立ち止まったりしてくれてもいいし、なにも感じなくてもいい。観た人がどう感じるか楽しみですし、せっかくなので誰かの人生の思い出の一作品になったらうれしいです。
演技を見られる場はたくさんありますが、舞台は特に観ることに相当な熱量を使うものだと思っています。今回観に来ていただけるのも何かのご縁。来てよかったと思っていただけるよう、硬くならず、手放しで楽しんでもらえるよう、一生懸命がんばりますので、ぜひお越しください!!」

赤堀雅秋
「今作は詐欺師たちの物語ですが、陰惨な犯罪ものをやろうという気持ちはありません。最近、劇作家としての自分の課題だと感じている、底辺でうごめいている人たちを通じて現代社会を描き、今の日本に漂っている、諦念とまではいかないけれど、成す術のない虚無感というか…そういった明確に言語化できない空気感をどう表現できるか。
一見華やかな繁栄の裏側、奥底には、今作の登場人物たちのような人たちが生まれざるを得ない社会があるということをオリンピックが開催されるこのタイミングで描くことで、より何かが浮き彫りになるのではないかと思っています。
丸山くんには、特に若くもなく、かといっておじさんなわけでもない梶が、特に希望も持てず、しかしまだ諦めたくもない、そんな狭間で刹那的にもがいている感じを表現してもらえたら嬉しいです。観ていただいた方に喜んでもらえるような、エンターテインメント作品として、想像力を豊かにかき回すような作品にできたらと思っていますので、ぜひ観にきてください」